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2024年8月30日 (金)

なぜ、主キー制約の追加時間に違いがでるのでしょうか? (東京都 ITエンジニア 男性)/ FAQ


え~〜っ、
十年ひと昔てぇなぁこと申しますけれど、十年経つと元へ戻るんですってねぇ。
あの問題でハマった〜ってぇ話題をおもいだしやして、ググってみたんでさぁ、ありましたよ、ありましたよ!
十年数年前。

落語調で入ってみましたww

 

さて、今日の患者さん、
何にハマってたのかぁってぇと、主キー制約を追加するのに〜、偉い時間がかかって、頭を抱えて相談に。
(いい加減、落語っぽい言葉遣いヤメぇ!w


この話題、10年以上前のOracle Forumでも話題になった有名な、FAQだよねー。
元々そういうリスクのあるテーブル定義だったり、各種ツールの使い方によっては遭遇することもあるので、この症状を覚えておくと対処もしやすいですよ。というお話をしたいと思います。

まずは、当時話題になったスレ。
Oracle Forum - SQL & PL/SQL "ALTER TABLE xxx add constraint primary key" takes long long time!

 

この症状、ご存知の方も多いと思うのですが、Forum外で言及しているエントリーって見たこともあまりないので、実はあまり知られてなかったりして。。w という心配もあり、メモがわりにブログに書いておきますね:)

ただし、この症状が顕著に現れるのは大規模な表の場合だけ(数十TBとか)なので、少量のデータだと気づかずというか影響していないことも多いので注意が必要なんです。(データが増加してから初めて気づいたりしてザワザワしたりするので)
巨大なデータを扱う場合、物凄い遅延に繋がってしまったりするので、舐めちゃいけません。


症状と原因をサクッとまとめると、

きっかけとなる主キー制約には以下の特徴があります。
・主キー制約では、キー値(複合キーの場合はキー全体で)が一意であり、NULL が含まれないでないことが保証されます。
NULLでないことが保証されるという点が今回のポイント。NULLと聞いてガタッとしたあなた!。いいリアクションです!w

 

主キー制約追加時には、主キーに含まれる列の値は NULL ではないことが検証されます。

主キー制約追加時には、主キーに含まれる列の値は NULL ではないことが検証されます。

主キー制約追加時には、主キーに含まれる列の値は NULL ではないことが検証されます。

(ここが大切なので3度書いておきましたw 太字でw

 

この NULL ではないことを保証するために、追加のIOと NULL でないことのチェックが塵も積もで、処理時間が伸びてしまう症状につながります。これは対象のデータ量に比例して伸びるので、データ量が少ないとほぼ気づきませんw
ただでさえ処理時間を要する大量データの場合のみ顕著な影響が現れます!!!!!

ただ、一般的には、主キー列として利用される列は NOT NULL となっている多いはずですが、
稀に、どうせ主キー制約でNOT NULLが保証されるから、それぞれの列には NOT NULL制約 (Oracle DatabaseではCHECK制約として実装されます) を付加しない! という方も見かけますが、それ手を抜かない方がいいですよ。
そんな横着していると、今回お見せするような症状を発症してしまうことがあります。
それ以外のケースでは、各種ツール(Oracle database純正のもを含む)の使い方次第では意図せず遭遇してしまうこともあります。(ex. impdp利用時のオブジェクトの扱いを制御するパラメータの使い方によるもの、とか)

症状と原因が理解できれば対処方法は簡単。そのような状態を避ければ良いだけですね! w
そんな大した話ではなくて、
・主キー制約に含める列は列定義レベルで、NOT NULL制約を付加しておきましょう!
・各種ツールの利用方法による副作用で、NULLABLEになってしまうようなケースでは、その状況を回避する利用手順なり、オプションを選ぶようにすることです。


これ覚えておくと、妙なところで時間溶かさなくて済むので、頭の片隅に置いておくと良いと思いますよ:)

 

 

 

では、簡単な例で、遅延の発生と、裏で何が起こっているのか10046トレースで、サクッと軽めに確認しておきましょう!

スクリプトの内容は本記事の後半に載せますので参考にしてみてください。

table_1/tabl_2を作成して、それぞれ、400MBほどになるようにデータを登録。(違いは、id2の列がNULLABLEかNOT NULLかだけです。この列は複合主キーに含まれます)


SCOTT@orclpdb1> @why_do_you_think_it_is_slow_adding_the_primary_constraint.sql

表が削除されました。

経過: 00:00:01.25

表が削除されました。

経過: 00:00:00.07
1 CREATE TABLE table_1
2 (
3 id1 NUMBER NOT NULL
4 ,id2 NUMBER
5 ,text VARCHAR2(10)
6* )

表が作成されました。

経過: 00:00:00.18
名前 NULL? 型
----------------------------------------- -------- ----------------------------
ID1 NOT NULL NUMBER
ID2 NUMBER
TEXT VARCHAR2(10)

1 CREATE TABLE table_2
2 (
3 id1 NUMBER NOT NULL
4 ,id2 NUMBER NOT NULL
5 ,text VARCHAR2(10)
6* )

表が作成されました。

経過: 00:00:00.02
名前 NULL? 型
----------------------------------------- -------- ----------------------------
ID1 NOT NULL NUMBER
ID2 NOT NULL NUMBER
TEXT VARCHAR2(10)

1 BEGIN
2 FOR i in 1..15000000 LOOP
3 INSERT ALL
4 INTO table_1 VALUES(i,i,i)
5 INTO table_2 VALUES(i,i,i)
6 SELECT null FROM dual
7 ;
8 IF MOD(i,1000) = 0
9 THEN
10 COMMIT;
11 END IF;
12 END LOOP;
13* END;

PL/SQLプロシージャが正常に完了しました。

経過: 00:11:42.62

 

ALTER TABLE ADD CONSTRAINT PRIMARY KEYで id1とid2の複合キーで主キー制約を追加。同時に索引も作成させる
今回の程度データ量だとびっくりするほどの差は見えずらいですが、id2がnullableであるtable_1の方が、約11秒ほど処理時間が長くなっています!
ちょっとわかりにくくなる原因は、制約追加と同時に索引も作成しているため索引作成の時間に埋もれやすく、索引作成の時間だと勘違いする方が多い影響もありますが、データ量が多くなればなるほどこの差は大きくなります。

  1* ALTER TABLE table_1 ADD CONSTRAINT pk_table_1 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX

表が変更されました。

経過: 00:00:48.31
1* ALTER TABLE table_2 ADD CONSTRAINT pk_table_2 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX

表が変更されました。

経過: 00:00:36.92

 

最初の例は、索引の作成時間も含まれいるため制約の追加のオーバーヘッドがわかりにくいので他の手順で確認してみると。。。。
ALTER TABLE ADD CONSTRAINT PRIMARY KEY USING [事前に作成しておいた一意索引名]部分(赤字)に注目。
制約の追加で、id2がNULLABLEかNOT NULLという部分だけの違いで、272倍の差になっています。table_2の制約追加時間はデータ量が増加してもほぼ一定なので、データ量が増加した場合の影響はどれぐらいかは想像してみてくださいね。
今回は、2列からなる複合主キーの1列だけですが、異なる条件では差は広がる可能性はあります。(環境の差も含め)

  1* ALTER TABLE table_1 DROP PRIMARY KEY DROP INDEX

表が変更されました。

経過: 00:00:00.93
1* ALTER TABLE table_2 DROP PRIMARY KEY DROP INDEX

表が変更されました。

経過: 00:00:00.10
1* CREATE UNIQUE INDEX pk_table_1 ON table_1(id1, id2)

索引が作成されました。

経過: 00:00:33.84
1* CREATE UNIQUE INDEX pk_table_2 ON table_2(id1, id2)

索引が作成されました。

経過: 00:00:36.13
1* ALTER TABLE table_1 ADD CONSTRAINT pk_table_1 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX pk_table_1

表が変更されました。

経過: 00:00:05.44
1* ALTER TABLE table_2 ADD CONSTRAINT pk_table_2 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX pk_table_2

表が変更されました。

経過: 00:00:00.02

PL/SQLプロシージャが正常に完了しました。

経過: 00:00:18.53

PL/SQLプロシージャが正常に完了しました。

経過: 00:00:15.50

SEGMENT_NAME MB
------------------------------ ----------
PK_TABLE_1 368
PK_TABLE_2 368
TABLE_1 416
TABLE_2 416

経過: 00:00:00.26

 

最後にNOT NULLにしておけば回避できることも確認
table_1のid2列をNOT NULLに変更して。。。

  1* ALTER TABLE table_1 DROP PRIMARY KEY DROP INDEX

表が変更されました。

経過: 00:00:00.41

名前 NULL? 型
----------------------------------------- -------- ----------------------------
ID1 NOT NULL NUMBER
ID2 NUMBER
TEXT VARCHAR2(10)

1* ALTER TABLE table_1 MODIFY id2 NUMBER NOT NULL

表が変更されました。

経過: 00:00:03.14

 

変更後のtabl_1 (table_2と同一定義になっています!)表の id2はNULLABLE から NOT NULL へ変更

 名前                                    NULL?    型
----------------------------------------- -------- ----------------------------
ID1 NOT NULL NUMBER
ID2 NOT NULL NUMBER
TEXT VARCHAR2(10)

 

table_2同様の処理時間となり大きく改善! 11秒のオーバーヘッドが消えてますね!

  1* ALTER TABLE table_1 ADD CONSTRAINT pk_table_1 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX

表が変更されました。

経過: 00:00:34.65

 

主キー制約の追加部分に絞って改善を確認してみましょう!
table_2同様の処理時間となり大きく改善! 0.02秒で完了 

  1* ALTER TABLE table_1 DROP PRIMARY KEY DROP INDEX

表が変更されました。

経過: 00:00:00.13
1* CREATE UNIQUE INDEX pk_table_1 ON table_1(id1, id2)

索引が作成されました。

経過: 00:00:32.22
1* ALTER TABLE table_1 ADD CONSTRAINT pk_table_1 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX pk_table_1

表が変更されました。

経過: 00:00:00.02

 

最後に、10046トレースで違い見る!
一目瞭然ですよね。 10046トレースでALTER文を拾ってみると、ID2列がNULLABLEdであるケースではexecuteで大量のqueryが発生していて、db file scattered readやdb file sequential readでオブジェクトを読みにに行っていることがわかります。これようするに該当列値に NULLが存在しないことを保証しなければならない主キー制約の宿命なわけですが、この作業を軽くしてくれているので、table_2のid2列にあるようなNOT NULL制約です。これがあればメタ情報をみるだけで NULL は存在しないことを確認できちゃいますからね。処理時間の差はそこだけです!

SCOTT@orclpdb1> @dive_in
DROP TABLE table_1 PURGE
*
行1でエラーが発生しました。:
ORA-00942: 表またはビューが存在しません。

経過: 00:00:00.01
DROP TABLE table_2 PURGE
*
行1でエラーが発生しました。:
ORA-00942: 表またはビューが存在しません。

経過: 00:00:00.01
1 CREATE TABLE table_1
2 (
3 id1 NUMBER NOT NULL
4 ,id2 NUMBER
5 ,text VARCHAR2(10)
6* )

表が作成されました。

名前 NULL? 型
----------------------------------------- -------- ----------------------------
ID1 NOT NULL NUMBER
ID2 NUMBER
TEXT VARCHAR2(10)

1 CREATE TABLE table_2
2 (
3 id1 NUMBER NOT NULL
4 ,id2 NUMBER NOT NULL
5 ,text VARCHAR2(10)v 6* )

表が作成されました。

名前 NULL? 型
----------------------------------------- -------- ----------------------------
ID1 NOT NULL NUMBER
ID2 NOT NULL NUMBER
TEXT VARCHAR2(10)

1 BEGIN
2 FOR i in 1..15000000 LOOP
3 INSERT ALL
4 INTO table_1 VALUES(i,i,i)
5 INTO table_2 VALUES(i,i,i)
6 SELECT null FROM dual
7 ;
8 IF MOD(i,1000) = 0
9 THEN
10 COMMIT;
11 END IF;
12 END LOOP;
13* END;

PL/SQLプロシージャが正常に完了しました。

1* CREATE UNIQUE INDEX pk_table_1 ON table_1(id1, id2)

索引が作成されました。

1* CREATE UNIQUE INDEX pk_table_2 ON table_2(id1, id2)

索引が作成されました。

Oracle Database 21c Enterprise Edition Release 21.0.0.0.0 - Production
Version 21.3.0.0.0との接続が切断されました。
接続されました。

セッションが変更されました。

...略...

経過: 00:00:00.02
1* ALTER TABLE table_1 ADD CONSTRAINT pk_table_1 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX pk_table_1

表が変更されました。

経過: 00:00:07.12

セッションが変更されました。

経過: 00:00:00.01
Oracle Database 21c Enterprise Edition Release 21.0.0.0.0 - Production
Version 21.3.0.0.0との接続が切断されました。
接続されました。

...略...

セッションが変更されました。

経過: 00:00:00.01
1* ALTER TABLE table_2 ADD CONSTRAINT pk_table_2 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX pk_table_2

表が変更されました。

経過: 00:00:00.05

セッションが変更されました。

経過: 00:00:00.00
Oracle Database 21c Enterprise Edition Release 21.0.0.0.0 - Production
Version 21.3.0.0.0との接続が切断されました。
接続されました。

表が削除されました。

表が削除されました。

[oracle@localhost ~]$ ls -lrt $ORACLE_BASE/diag/rdbms/orclcdb/ORCLCDB/trace/*table_1*
-rw-r-----. 1 oracle oinstall 48367 8月 28 20:11 /opt/oracle/diag/rdbms/orclcdb/ORCLCDB/trace/ORCLCDB_ora_7254_10046_table_1_slow.trm
-rw-r-----. 1 oracle oinstall 348949 8月 28 20:11 /opt/oracle/diag/rdbms/orclcdb/ORCLCDB/trace/ORCLCDB_ora_7254_10046_table_1_slow.trc
[oracle@localhost ~]$ tkprof /opt/oracle/diag20dbms/orclcdb/ORCLCDB/trace/ORCLCDB_ora_7254_10046_table_1_slow.trc ORCLCDB_ora_7254_10046_table_1_slow.txt sys=yes waits=yes

TKPROF: Release 21.0.0.0.0 - Development on 水 8月 28 20:14:16 2024

[oracle@localhost ~]$ view ORCLCDB_ora_7254_10046_table_1_slow.txt

...略...

SQL ID: 48v4hxnmpykdy Plan Hash: 0

ALTER TABLE table_1 ADD CONSTRAINT pk_table_1 PRIMARY KEY (id1, id2) USING
INDEX pk_table_1

call count cpu elapsed disk query current rows
------- ------ -------- ---------- ---------- ---------- ---------- ----------
Parse 1 0.01 0.02 2 4 0 0
Execute 1 4.15 6.85 48874 52229 2 0
Fetch 0 0.00 0.00 0 0 0 0
------- ------ -------- ---------- ---------- ---------- ---------- ----------
total 2 4.16 6.88 48876 52233 2 0

Misses in library cache during parse: 1
Optimizer mode: ALL_ROWS
Parsing user id: 109

Elapsed times include waiting on following events:
Event waited on Times Max. Wait Total Waited
---------------------------------------- Waited ---------- ------------
Disk file operations I/O 1 0.00 0.00
db file scattered read 1425 0.01 2.03
db file sequential read 54 0.00 0.04
Compression analysis 9 0.00 0.00
log file sync 1 0.00 0.00
PGA memory operation 1 0.00 0.00
SQL*Net message to client 1 0.00 0.00
SQL*Net message from client 1 0.00 0.00
********************************************************************************

...略...


[oracle@localhost ~]$ ls -lrt $ORACLE_BASE/diag/rdbms/orclcdb/ORCLCDB/trace/*table_2*
-rw-r-----. 1 oracle oinstall 15431 8月 28 20:11 /opt/oracle/diag/rdbms/orclcdb/ORCLCDB/trace/ORCLCDB_ora_7256_10046_table_2_fast.trm
-rw-r-----. 1 oracle oinstall 67970 8月 28 20:11 /opt/oracle/diag/rdbms/orclcdb/ORCLCDB/trace/ORCLCDB_ora_7256_10046_table_2_fast.trc
[oracle@localhost ~]$
[oracle@localhost ~]$ tkprof /opt/oracle/diag/rdbms/orclcdb/ORCLCDB/trace/ORCLCDB_ora_7256_10046_table_2_fast.trc ORCLCDB_ora_7256_10046_table_2_fast.txt sys=yes waits=yes

TKPROF: Release 21.0.0.0.0 - Development on 水 8月 28 20:17:33 2024

[oracle@localhost ~]$ view ORCLCDB_ora_7256_10046_table_2_fast.txt

...略...

SQL ID: 7x7hqgxcpkyky Plan Hash: 0

ALTER TABLE table_2 ADD CONSTRAINT pk_table_2 PRIMARY KEY (id1, id2) USING
INDEX pk_table_2

call count cpu elapsed disk query current rows
------- ------ -------- ---------- ---------- ---------- ---------- ----------
Parse 1 0.00 0.01 2 4 0 0
Execute 1 0.00 0.00 3 41 2 0
Fetch 0 0.00 0.00 0 0 0 0
------- ------ -------- ---------- ---------- ---------- ---------- ----------
total 2 0.01 0.01 5 45 2 0

Misses in library cache during parse: 1
Optimizer mode: ALL_ROWS
Parsing user id: 109

Elapsed times include waiting on following events:
Event waited on Times Max. Wait Total Waited
---------------------------------------- Waited ---------- ------------
Compression analysis 9 0.00 0.00
SQL*Net message to client 1 0.00 0.00
SQL*Net message from client 1 0.00 0.00
********************************************************************************

 

 

(参考)利用したスクリプト

[oracle@localhost ~]$ cat why_do_you_think_it_is_slow_adding_the_primary_constraint.sql
set line 80
DROP TABLE table_1 PURGE;
DROP TABLE table_2 PURGE;

CREATE TABLE table_1
(
id1 NUMBER NOT NULL
,id2 NUMBER
,text VARCHAR2(10)
)
.
l
/
desc table_1

CREATE TABLE table_2
(
id1 NUMBER NOT NULL
,id2 NUMBER NOT NULL
,text VARCHAR2(10)
)
.
l
/
desc table_2

set line 400

BEGIN
FOR i in 1..15000000 LOOP
INSERT ALL
INTO table_1 VALUES(i,i,i)
INTO table_2 VALUES(i,i,i)
SELECT null FROM dual
;
IF MOD(i,1000) = 0
THEN
COMMIT;
END IF;
END LOOP;
END;
.
l
/

ALTER TABLE table_1 ADD CONSTRAINT pk_table_1 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX
.
l
/

ALTER TABLE table_2 ADD CONSTRAINT pk_table_2 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX
.
l
/

ALTER TABLE table_1 DROP PRIMARY KEY DROP INDEX
.
l
/
ALTER TABLE table_2 DROP PRIMARY KEY DROP INDEX
.
l
/

CREATE UNIQUE INDEX pk_table_1 ON table_1(id1, id2)
.
l
/
CREATE UNIQUE INDEX pk_table_2 ON table_2(id1, id2)
.
l
/
ALTER TABLE table_1 ADD CONSTRAINT pk_table_1 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX pk_table_1
.
l
/
ALTER TABLE table_2 ADD CONSTRAINT pk_table_2 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX pk_table_2
.
l
/

@gather_tab_stats table_1
@gather_tab_stats table_2

col segment_name for a30
SELECT
SEGMENT_NAME
,BLOCKS * 8 / 1024 AS "MB"
FROM
USER_SEGMENTS
WHERE
SEGMENT_NAME IN (
'TABLE_1'
,'TABLE_2'
,'PK_TABLE_1'
,'PK_TABLE_2'
)
ORDER BY
SEGMENT_NAME
;

PROMPT **************** table_1のid2列をNOT NULLに変更 ******************
ALTER TABLE table_1 DROP PRIMARY KEY DROP INDEX
.
l
/

set line 80
PROMPT 変更前のtable_1
desc table_1
ALTER TABLE table_1 MODIFY id2 NUMBER NOT NULL
.
l
/
PROMPT 変更後のtabl_1 (table_2と同一定義になっています!) id2はNULLABLE から NOT NULL へ変更されました
desc table_1
set line 400

PROMPT ****** table_2同様の処理時間となり大きく改善! *******
ALTER TABLE table_1 ADD CONSTRAINT pk_table_1 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX
.
l
/

PROMPT ***** 主キー制約の追加部分に絞って改善を確認してみましょう!
ALTER TABLE table_1 DROP PRIMARY KEY DROP INDEX
.
l
/
CREATE UNIQUE INDEX pk_table_1 ON table_1(id1, id2)
.
l
/

PROMPT ****** table_2同様の処理時間となり大きく改善! *****
ALTER TABLE table_1 ADD CONSTRAINT pk_table_1 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX pk_table_1
.
l
/

 

(参考)内部で利用している統計情報取得スクリプト

[oracle@localhost ~]$ cat gather_tab_stats.sql
set verify on
eXEC DBMS_STATS.GATHER_TABLE_STATS(ownname=>'SCOTT',tabname=>upper('&1'),cascade=>true,no_invalidate=>false);
set verify off
undefine 1

 

(参考)10046トレース状況を覗くためのスクリプト

[oracle@localhost ~]$ cat dive_in.sql
set line 80
DROP TABLE table_1 PURGE;
DROP TABLE table_2 PURGE;

CREATE TABLE table_1
(
id1 NUMBER NOT NULL
,id2 NUMBER
,text VARCHAR2(10)
)
.
l
/
desc table_1

CREATE TABLE table_2
(
id1 NUMBER NOT NULL
,id2 NUMBER NOT NULL
,text VARCHAR2(10)
)
.
l
/
desc table_2

set line 400
BEGIN
FOR i in 1..15000000 LOOP
INSERT ALL
INTO table_1 VALUES(i,i,i)
INTO table_2 VALUES(i,i,i)
SELECT null FROM dual
;
IF MOD(i,1000) = 0
THEN
COMMIT;
END IF;
END LOOP;
END;
.
l
/

CREATE UNIQUE INDEX pk_table_1 ON table_1(id1, id2)
.
l
/
CREATE UNIQUE INDEX pk_table_2 ON table_2(id1, id2)
.
l
/

disconnect

connect scott/[パスワード]@orclpdb1
ALTER SESSION SET tracefile_identifier='10046_table_1_slow';
ALTER SESSION SET timed_statistics = true;
ALTER SESSION SET statistics_level=all;
ALTER SESSION SET max_dump_file_size = unlimited;
ALTER SESSION SET events '10046 trace name context forever,level 12';
ALTER TABLE table_1 ADD CONSTRAINT pk_table_1 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX pk_table_1
.
l
/
ALTER SESSION SET events '10046 trace name context off';
disconnect

connect scott/[パスワード]@orclpdb1
ALTER SESSION SET tracefile_identifier='10046_table_2_fast';
ALTER SESSION SET timed_statistics = true;
ALTER SESSION SET statistics_level=all;
ALTER SESSION SET max_dump_file_size = unlimited;
ALTER SESSION SET events '10046 trace name context forever,level 12';
ALTER TABLE table_2 ADD CONSTRAINT pk_table_2 PRIMARY KEY (id1, id2) USING INDEX pk_table_2
.
l
/
ALTER SESSION SET events '10046 trace name context off';
disconnect

connect scott/[パスワード]@orclpdb1
DROP TABLE table_1 PURGE;
DROP TABLE table_2 PURGE;

 


酷暑じゃなければ、台風起因の大雨の東京より。
みなさん、安全最優先で!

ではまた。

 

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2024年8月21日 (水)

実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! No.64 / 先生、私のLEFT OUTER JOINが無いんです!!(Join Elimination番外編)

色々な患者さんが来るわけですが、年に一度ぐらい、私のJOINが無いんです! みたいなこともあります。

Sql_20240821102901
ということで、似たアトモスフィアを感じる

患者「先生、私のLEFT OUTER JOINが無いんです!!」
というところから、今回の物語は始まりますw

 

私「どれどれ」(触診というか問診というかw) SQL文を診る。。
私「あ!w これは!!!!w 」

私「大丈夫ですよ!、りっぱな、 INNER JOIN です。栄養状態も良さそうですねwwww」
 「念の為、レントゲン(実行計画)も撮っておきましょう」

患者 (キョトン!)

私「ほら〜〜」

(以下、Oracle Databaseです)

SCOTT@orclpdb1> select banner_full from v$version;

BANNER_FULL
----------------------------------------------------------------------
Oracle Database 21c Enterprise Edition Release 21.0.0.0.0 - Production
Version 21.3.0.0.0

SCOTT@orclpdb1> @where_did_my_left_outer_join_go.sql
1 SELECT
2 e.empno
3 FROM
4 emp e
5 LEFT OUTER JOIN dept d
6 ON
7 e.deptno = d.deptno
8 WHERE
9* d.dname = 'ACCOUNTING'

EMPNO
----------
7782
7839

解析されました。

PLAN_TABLE_OUTPUT
------------------------------------------------------------------------------------------------------
Plan hash value: 2904284165

------------------------------------------------------------------------------------------------------
| Id | Operation | Name | Rows | Bytes | Cost (%CPU)| Time |
------------------------------------------------------------------------------------------------------
| 0 | SELECT STATEMENT | | 4 | 80 | 3 (0)| 00:00:01 |
| 1 | NESTED LOOPS | | 4 | 80 | 3 (0)| 00:00:01 |
| 2 | NESTED LOOPS | | 4 | 80 | 3 (0)| 00:00:01 |
| 3 | TABLE ACCESS BY INDEX ROWID BATCHED| DEPT | 1 | 13 | 2 (0)| 00:00:01 |
|* 4 | INDEX RANGE SCAN | IX_DEPT_NAME | 1 | | 1 (0)| 00:00:01 |
|* 5 | INDEX RANGE SCAN | IX_DEPT | 4 | | 0 (0)| 00:00:01 |
| 6 | TABLE ACCESS BY INDEX ROWID | EMP | 4 | 28 | 1 (0)| 00:00:01 |
------------------------------------------------------------------------------------------------------

Predicate Information (identified by operation id):
---------------------------------------------------

4 - access("D"."DNAME"='ACCOUNTING')
5 - access("E"."DEPTNO"="D"."DEPTNO")

19行が選択されました。

 


 

って、コントはこれぐらいにして、本題。

 

最近、なんだか、なんでもかんでも LEFT OUTER JOINで書いちゃう病気多くないですかね。。:(

 

可読性も悪いし、本人は INNER JOINしてる意識があるのやら、ないのやら。 オプティマイザはしっかり反応して内部で書き換えてくれちゃってるので、 LEFT OUTER JOIN なんて書かれてても、無駄だからそれ! ということでINNER JOINにしてくれています。
Nested Loopが利用される場合、本当に、OUTER JOINなのであれば、外部表(駆動表)になる表は構文上から簡単に特定できますが、INNER JOINだとHASH JOIN同様に結合順を見極める作業も必要になるので要注意です。
(なお、Hash Joinでは外部表と内部表はオプティマイザヒントで入れ替え可能ですが、MySQLのHash Joinでは現状入れ替えることはできないので注意が必要です / 帰ってきた! 標準はあるにはあるが癖の多いSQL #8、Hash Joinさせるにも癖が出る)

 

治療の難易度を上げてしまうだけで良いこともないので、OUTER/INNER は適切に使い分けてほしいものですよね。

 

単純な症例を一つ。MySQL/PostgreSQLでも同じ。

環境の準備 Oracle Databaseのemp/dept表を元に、制約は主キー制約、索引は以下のようになっています。(記載は略しますが、MySQL/PostgreSQLともに同様の表と索引を用意してあります)

SCOTT@orclpdb1> break on table_name on index_name skip page
SCOTT@orclpdb1> r
1 select table_name,index_name,column_name
2 from user_ind_columns
3 where table_name in ('EMP','DEPT')
4* order by table_name,index_name,column_position

TABLE_NAME INDEX_NAME COLUMN_NAME
------------------------------ ------------------------------ ------------------------------
DEPT IX_DEPT_NAME DNAME

TABLE_NAME INDEX_NAME COLUMN_NAME
------------------------------ ------------------------------ ------------------------------
DEPT PK_DEPT DEPTNO

TABLE_NAME INDEX_NAME COLUMN_NAME
------------------------------ ------------------------------ ------------------------------
EMP IX_DEPT DEPTNO

TABLE_NAME INDEX_NAME COLUMN_NAME
------------------------------ ------------------------------ ------------------------------
EMP PK_EMP EMPNO

SCOTT@orclpdb1>
SCOTT@orclpdb1> select * from emp order by empno;

EMPNO ENAME JOB MGR HIREDATE SAL COMM DEPTNO
---------- ------------------------------ --------------------------- ---------- -------- ---------- ---------- ----------
7369 SMITH CLERK 7902 80-12-17 800 20
7499 ALLEN SALESMAN 7698 81-02-20 1600 300 30
7521 WARD SALESMAN 7698 81-02-22 1250 500 30
7566 JONES MANAGER 7839 81-04-02 2975 20
7654 MARTIN SALESMAN 7698 81-09-28 1250 1400 30
7698 BLAKE MANAGER 7839 81-05-01 2850 30
7782 CLARK MANAGER 7839 81-06-09 2450 10
7839 KING PRESIDENT 81-11-17 5000 10
7844 TURNER SALESMAN 7698 81-09-08 1500 0 30
7900 JAMES CLERK 7698 81-12-03 950 30
7902 FORD ANALYST 7566 81-12-03 3000 20
7934 MILLER CLERK 7782 82-01-23 1300

12行が選択されました。

SCOTT@orclpdb1> select * from dept order by deptno;

DEPTNO DNAME LOC
---------- ------------------------------------------ ---------------------------------------
10 ACCOUNTING NEW YORK
20 RESEARCH DALLAS
30 SALES CHICAGO
40 OPERATIONS BOSTON

SCOTT@orclpdb1> r
1 select table_name,constraint_name,constraint_type
2 from user_constraints
3 where table_name in ('EMP','DEPT')
4* order by table_name,constraint_type

TABLE_NAME CONSTRAINT_NAME CON
------------------------------ ------------------------------ ---
DEPT PK_DEPT P
EMP PK_EMP P

 

PostgreSQL データ量が少ない影響だと思いますが、HASH JOINになってますね。とはいえ、LEFT OUTER JOINではなく、Oracle Database同様に、INNER JOINに書き換えられています。
当然ですよね。INNER JOINなんですもの。
pg_hint_planのヒントを使ってNLJにした実行計画でも確認しておきました:)

perftestdb=> select version();
version
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
PostgreSQL 16.3 on x86_64-pc-linux-gnu, compiled by gcc (GCC) 8.5.0 20210514 (Red Hat 8.5.0-22), 64-bit
(1 行)

perftestdb=> \! cat where_did_my_left_outer_join_go.sql
SELECT
e.empno
FROM
emp e
LEFT OUTER JOIN dept d
ON
e.deptno = d.deptno
WHERE
d.dname = 'ACCOUNTING'
;

explain
SELECT
e.empno
FROM
emp e
LEFT OUTER JOIN dept d
ON
e.deptno = d.deptno
WHERE
d.dname = 'ACCOUNTING'
;

SELECT
/*+
Leading(d e)
NestLoop(d e)
IndexScan(d ix_dname)
IndexScan(e ix_deptno)
*/
e.empno
FROM
emp e
LEFT OUTER JOIN dept d
ON
e.deptno = d.deptno
WHERE
d.dname = 'ACCOUNTING'
;

explain
SELECT
/*+
Leading(d e)
NestLoop(d e)
IndexScan(d ix_dname)
IndexScan(e ix_deptno)
*/
e.empno
FROM
emp e
LEFT OUTER JOIN dept d
ON
e.deptno = d.deptno
WHERE
d.dname = 'ACCOUNTING'
;
perftestdb=> \i where_did_my_left_outer_join_go.sql
empno
-------
7782
7839
(2 行)

QUERY PLAN
------------------------------------------------------------------
Hash Join (cost=1.06..2.27 rows=3 width=5)
Hash Cond: (e.deptno = d.deptno)
-> Seq Scan on emp e (cost=0.00..1.14 rows=14 width=10)
-> Hash (cost=1.05..1.05 rows=1 width=5)
-> Seq Scan on dept d (cost=0.00..1.05 rows=1 width=5)
Filter: ((dname)::text = 'ACCOUNTING'::text)
(6 行)

empno
-------
7782
7839
(2 行)

QUERY PLAN
------------------------------------------------------------------------------
Nested Loop (cost=0.27..16.39 rows=3 width=5)
-> Index Scan using ix_dname on dept d (cost=0.13..8.15 rows=1 width=5)
Index Cond: ((dname)::text = 'ACCOUNTING'::text)
-> Index Scan using ix_deptno on emp e (cost=0.14..8.21 rows=4 width=10)
Index Cond: (deptno = d.deptno)
(5 行)

perftestdb=>

 

MySQL MySQLもInner Joinに書き換えてますよね。だって、どこからどうみても、INNER JOINですもの。

mysql> select version();
+-----------+
| version() |
+-----------+
| 8.0.36 |
+-----------+
1 row in set (0.00 sec)

mysql>
mysql> \! cat where_did_my_left_outer_join_go.sql
SELECT
e.empno
FROM
emp e
LEFT OUTER JOIN dept d
ON
e.deptno = d.deptno
WHERE
d.dname = 'ACCOUNTING'
;

explain format=tree
SELECT
e.empno
FROM
emp e
LEFT OUTER JOIN dept d
ON
e.deptno = d.deptno
WHERE
d.dname = 'ACCOUNTING'
;
mysql> \. where_did_my_left_outer_join_go.sql
+-------+
| empno |
+-------+
| 7782 |
| 7839 |
+-------+
2 rows in set (0.08 sec)

+-------------------------------------------------------------------------------------------+
| EXPLAIN |
+-------------------------------------------------------------------------------------------+
| -> Nested loop inner join (cost=0.95 rows=3.5)
-> Filter: (d.deptno is not null) (cost=0.35 rows=1)
-> Covering index lookup on d using ix_dname (dname='ACCOUNTING') (cost=0.35 rows=1)
-> Covering index lookup on e using emp_deptno (deptno=d.deptno) (cost=0.6 rows=3.5)
|
+-------------------------------------------------------------------------------------------+
1 row in set (0.07 sec)

 

では、また。

いつまで、この酷暑が続くのやら。。。。


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・実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database (全部俺)Advent Calendar 2022 Day 13 / No.48 / MULTI-TABLE INSERT
・実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database (全部俺)Advent Calendar 2022 Day 14 / No.49 / the DUAL Table
・実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database (全部俺)Advent Calendar 2022 Day 15 / No.50 / REMOTE
・実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database (全部俺)Advent Calendar 2022 Day 16 / No.51 / Concurrent Execution of Union All and Union
・実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database (全部俺)Advent Calendar 2022 Day 17 / No.52 / Order by Elimination
・実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database (全部俺)Advent Calendar 2022 Day 18 / No.53 / Join Elimination
・実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database (全部俺)Advent Calendar 2022 Day 19 / No.54 / Group by Elimination
・実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database (全部俺)Advent Calendar 2022 Day 20 / No.55 / DISTINCT Elimination
・実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database (全部俺)Advent Calendar 2022 Day 21 / No.56 / INLIST ITERATOR と Sub Query と STATISTICS COLLECTOR
・実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database (全部俺)Advent Calendar 2022 Day 22 / No.57 / Subquery Unnesting
・実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database (全部俺)Advent Calendar 2022 Day 23 / No.58 / ANTI JOIN
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2024年8月16日 (金)

VirtualBox TestBuild 7.1.0_BETA1r164387 (2024-08-15T17:27:33Z) for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録

VirtualBox 7.1.0_BETA1r164378が8/15に公開されていましたが、今回もGuestVM起動できず、計測不能でした。

20240816-33746

ちなみに、VirtualBox Extension PackもVersionが古く(7.0.97.163425なのでかなり古いですね)インストールできないミスマッチの状態となっているので、そのあたりも影響しているのかもしれません。TestBuildsですからね。長ーい目で見守りましょう。 7.1になってから二回目の更新ですし:)

20240816-40340

20240816-34235

 

20240816-40543

インストールされたVirtualBoxのリリースは、7.1.0_BETA1r164378

20240816-35226

ということで、強烈な台風が近づいている東京より。

みなさん、安全を最優先に:)

ではまた。

 


MySQL 8.0.32 , PostgreSQL 13.4 and Oracle Database 21c on Oracle Linux 8 on VirtualBox for Apple Silicon Test Build 7.0.97_BETA5r160702
ySQL 8.0.32 , PostgreSQL 13.6 and Oracle Database 21c on Oracle Linux 8.5 on VirtualBox for Apple Silicon Test Build 7.0.97_BETA5r161342
MySQL 8.0.32 , PostgreSQL 13.6 and Oracle Database 21c on Oracle Linux 8.5 on VirtualBox for Apple Silicon Test Build 7.0.97_BETA5r161709
MySQL 8.0.36 , PostgreSQL 13.14, Oracle Database 21c, Oracle Database 23ai on VirtualBox for Apple Silicon Test Build 7.0.97_BETA r162957
VirtualBox TestBuild for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録 / 7.0.97r162957(2024/4/26) / 7.0.97r163029(2024/5/3)
VirtualBox TestBuild 7.0.97r163376 (2024-05-28T15:08:56Z) for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録
VirtualBox TestBuild 7.0.97r163425 (2024-06-05T13:13:46Z) for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録
VirtualBox TestBuild 7.0.97r163606 (2024-06-21T11:55:16Z) for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録
VirtualBox TestBuild 7.1.0_BETA1r164292 (2024-08-07T18:27:07Z) for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録

 



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2024年8月 8日 (木)

VirtualBox TestBuild 7.1.0_BETA1r164292 (2024-08-07T18:27:07Z) for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録

VirtualBox TestBuild 7.1.0_BETA1r164292 (2024-08-07T18:27:07Z) が公開されていました。

7.1になり、アイコンやスプラッシュも変更されたようですが、、、久しぶりに計測できず! (次回に期待したいと思います!)

 

20240808-50049


20240808-50147


20240808-50318

以下、M1/M2いずれもGuest VM起動できませんでした!

20240808-51648

 

M1

*** mac info. ***
ProductName: macOS
ProductVersion: 14.6.1
BuildVersion: 23G93

*** maxOS ver. ***
Model Name: Mac Studio
Chip: Apple M1 Ultra
Total Number of Cores: 20 (16 performance and 4 efficiency)
Memory: 64 GB

*** VirtualBox ver. ***
7.1.0_BETA1r164292

 

M2

*** mac info. ***
Model Name: MacBook Air
Chip: Apple M2
Total Number of Cores: 8 (4 performance and 4 efficiency)
Memory: 24 GB

*** macOS ver. ***
ProductName: macOS
ProductVersion: 14.5
BuildVersion: 23F79

*** VirtualBox ver. ***
7.1.0_BETA1r164292

7.1になった影響だろうか。。。
なお、今回は旧リリースのVirtualBox TestBuild 7.0.97r163779 (2024-07-04T18:53:02Z) をアップデートしただけ(本来それで良いはずだが)なので、VMのインポートし直した場合も同様の結果、No Supported 。どうなってるんだろう。どうなるかまでは未確認です。
(検証後、本エントリーへ追加する予定)


しかし、酷暑と夕方のCloud 9もくもく後のゲリラ豪雨が、夏のニューノーマルになってしまうと夏のイベントは秋にでもしないと無理かもしれないですねー。花笠祭りも影響受けたようですし。
ちなみに、多摩川花火大会は、何年か前のゲリラ豪雨以後、10月開催に切り替えた経緯がありますよね。。

ではまた。

 



MySQL 8.0.32 , PostgreSQL 13.4 and Oracle Database 21c on Oracle Linux 8 on VirtualBox for Apple Silicon Test Build 7.0.97_BETA5r160702
ySQL 8.0.32 , PostgreSQL 13.6 and Oracle Database 21c on Oracle Linux 8.5 on VirtualBox for Apple Silicon Test Build 7.0.97_BETA5r161342
MySQL 8.0.32 , PostgreSQL 13.6 and Oracle Database 21c on Oracle Linux 8.5 on VirtualBox for Apple Silicon Test Build 7.0.97_BETA5r161709
MySQL 8.0.36 , PostgreSQL 13.14, Oracle Database 21c, Oracle Database 23ai on VirtualBox for Apple Silicon Test Build 7.0.97_BETA r162957
VirtualBox TestBuild for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録 / 7.0.97r162957(2024/4/26) / 7.0.97r163029(2024/5/3)
VirtualBox TestBuild 7.0.97r163376 (2024-05-28T15:08:56Z) for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録
VirtualBox TestBuild 7.0.97r163425 (2024-06-05T13:13:46Z) for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録
VirtualBox TestBuild 7.0.97r163606 (2024-06-21T11:55:16Z) for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録
VirtualBox TestBuild 7.0.97r163779 (2024-07-04T18:53:02Z) for macOS/ARM64における現時点でのOracle Database 21cの起動、停止時間の記録

 

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2024年8月 3日 (土)

DTM / 7月に公開した曲

DTM/GarageBandにある既存のAppleLoopsだけでがんばって作る曲シリーズw
7月も結構なペースでリリースw(マイナーアップデート含む)

YMOPPOI LOOPS 2 / N + 1 Loops
YMOっぽい音を探して作ってみた part 2。まあ、そんな感じですw


Nu Funky Loops in Clouds ver.3 / N + 1 Loops
先月公開 ( https://youtu.be/YCw-hDWi2QI ) した曲のメジャーバージョンアップ。アジャイルDTMですので、思いついたら多分、いろいろ変えてみる流れ。


Let's Loop! / N + 1 Loops - GarageBand Edit -
爆風銃でほーじんが活躍しだしたころを思い出しつつ、Slap BASSのループをチョップしまくってなにかを作るというテーマでw。


Let's Loop! ver. 1.1 / N + 1 Loops
いつものように、思いつきで ( https://youtu.be/qaRR-eJuX50 ) を一週間後にマイナーアップデートしたやつ


ということで、 8月はなにか思いつくだろうかw

Enjoy GarageBand and DTM!

ではまた。

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