標準はあるにはあるが癖の多いSQL 全部俺 #2 関数名は同じでも引数が逆の罠! Tweet
標準はあるにはあるが癖の多いSQL 全部俺w Advent Calendar 2020の2日目です。
今日は、心と時間の余裕がないので、軽めですw
いきなりですがタイトルの通り、関数名が同じなら引数の並びや数も一緒だ!
と決めつけちゃいけないw 案件です。 数時間ハマった挙句、マニュアルを読み直すという王道で解決した事案ですはい。マニュアル読みましょうね。読みづらいのもあるけど。。
現在の私、何をやってるかピンボケ感満載なロール名ではあるのですが、その名の通り、OracleのSQLで質問もうけるわ、たまには、SparkSQLでも質問受けたりしますw
そのSparkSQLでハマったのがrtrim(),ltrim()。
長年Oracleを使ってきたので、手癖でタイプしちゃうわけですよ! 思い込み、ダメ絶対!w
では、その大切なマニュアルの解説でRDBMSの有名どころのltrim/rtrimとSparkSQLのltrim/rtrimのシンタックスを確認してみましょう。
まず、Oracleは以下の通り。見たなれ安心感w
LTRIM( str [, trimStr] )str : トリムされるソースの文字列型または、リテラル文字列trimStr : トリムしたい文字列。デフォルトは、半角空白1文字
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA
次、PostgreSQL
RTRIM( str [, trimStr] )str : トリムされるソースの文字列型または、リテラル文字列trimStr : トリムしたい文字列。デフォルトは、半角空白1文字
https://www.postgresql.jp/document/11/html/functions-string.html
ついでなので、Redshift
PostgreSQLと同じですね。
RTRIM( string, trim_chars ) string : 切り捨てる文字列の列または式。 trim_chars : 末尾から切り捨てる文字を表す、文字列の列または式。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/redshift/latest/dg/r_RTRIM.html
MySQL
MySQLのRTRIMには第二引数は無い! 単体では同じことができないので、他の関数と組み合わせるんでしょうね。(試してないですが)
RTRIM( str )str : トリムされるソースの文字列型または、リテラル文字列
https://dev.mysql.com/doc/refman/5.7/en/string-functions.html#function_rtrim
そして、最後に、今回ハマった
SparkSQL
RTRIM( [trimStr ,] str )str : トリムされるソースの文字列型または、リテラル文字列trimStr : トリムしたい文字列。デフォルトは、半角空白1文字
トリムしたい文字列の引数位置が、Oracle/PostgreSQL/Redshiftとは逆なので引数が少ないMySQLと異なりシンタックスエラーにならない><
https://spark.apache.org/docs/2.3.1/api/sql/index.html#rtrim
rtrim()も同じです。
Oracle
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA
PostgreSQL
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA
Redshift
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA
MySQL
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA
SparkSQL
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA
簡単な例を
SparkSQL
>>> SQL="select rtrim(' ', 'SparkSQL ') as d"
>>> spark.sql(SQL).show()
+--------+
| d |
+--------+
|SparkSQL|
+--------+
Oracle
SQL> select '|' || rtrim('SparkSQL ', ' ') || '|' as d from dual;
D
----------
|SparkSQL|
PostgreSQL / Redshift
test=> select '|' || rtrim('SparkSQL ', ' ') || '|' as d;
d
------------
|SparkSQL|
実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺) Advent Calendar 2019
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