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2020年12月 2日 (水) / Author : Hiroshi Sekiguchi.

標準はあるにはあるが癖の多いSQL 全部俺 #2 関数名は同じでも引数が逆の罠!

標準はあるにはあるが癖の多いSQL 全部俺w Advent Calendar 2020の2日目です。

今日は、心と時間の余裕がないので、軽めですw

いきなりですがタイトルの通り、関数名が同じなら引数の並びや数も一緒だ!

と決めつけちゃいけないw 案件です。 数時間ハマった挙句、マニュアルを読み直すという王道で解決した事案ですはい。マニュアル読みましょうね。読みづらいのもあるけど。。

現在の私、何をやってるかピンボケ感満載なロール名ではあるのですが、その名の通り、OracleのSQLで質問もうけるわ、たまには、SparkSQLでも質問受けたりしますw

そのSparkSQLでハマったのがrtrim(),ltrim()。

長年Oracleを使ってきたので、手癖でタイプしちゃうわけですよ! 思い込み、ダメ絶対!w

では、その大切なマニュアルの解説でRDBMSの有名どころのltrim/rtrimとSparkSQLのltrim/rtrimのシンタックスを確認してみましょう。

まず、Oracleは以下の通り。見たなれ安心感w

LTRIM( str [, trimStr] )str : トリムされるソースの文字列型または、リテラル文字列trimStr : トリムしたい文字列。デフォルトは、半角空白1文字
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA

次、PostgreSQL

RTRIM( str [, trimStr] )str : トリムされるソースの文字列型または、リテラル文字列trimStr : トリムしたい文字列。デフォルトは、半角空白1文字
https://www.postgresql.jp/document/11/html/functions-string.html

ついでなので、Redshift
PostgreSQLと同じですね。

RTRIM( string, trim_chars ) string : 切り捨てる文字列の列または式。 trim_chars : 末尾から切り捨てる文字を表す、文字列の列または式。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/redshift/latest/dg/r_RTRIM.html


MySQL
MySQLのRTRIMには第二引数は無い! 単体では同じことができないので、他の関数と組み合わせるんでしょうね。(試してないですが)

RTRIM( str )str : トリムされるソースの文字列型または、リテラル文字列
https://dev.mysql.com/doc/refman/5.7/en/string-functions.html#function_rtrim

そして、最後に、今回ハマった
SparkSQL

RTRIM( [trimStr ,] str )str : トリムされるソースの文字列型または、リテラル文字列trimStr : トリムしたい文字列。デフォルトは、半角空白1文字
トリムしたい文字列の引数位置が、Oracle/PostgreSQL/Redshiftとは逆なので引数が少ないMySQLと異なりシンタックスエラーにならない><
https://spark.apache.org/docs/2.3.1/api/sql/index.html#rtrim

rtrim()も同じです。

Oracle
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA

PostgreSQL
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA

Redshift
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA

MySQL
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA

SparkSQL
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/sqlrf/RTRIM.html#GUID-95A7DAFB-F7AB-48F4-BE24-64B3C7A840AA


簡単な例を

SparkSQL

>>> SQL="select rtrim(' ', 'SparkSQL ') as d"
>>> spark.sql(SQL).show()
+--------+
| d |
+--------+
|SparkSQL|
+--------+

Oracle

SQL> select '|' || rtrim('SparkSQL ', ' ') || '|' as d from dual;
D
----------
|SparkSQL|

PostgreSQL / Redshift

test=> select '|' || rtrim('SparkSQL ', ' ') || '|' as d;
d
------------
|SparkSQL|



実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺) Advent Calendar 2019

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