実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺)Advent Calendar 2019 Day 5 Tweet
実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺)Advent Calendar 2019 Day 5のエントリーです.
どのようなSQL文かイメージできたでしょうか? その特徴は?
"あれ? INDEX RANGE SCANって Day 3 と同じ? と思ったあなた! よーく見てください〜. 違うんですよ〜っ!"
なにが Day 3 のINDEX RANGE SCANと違うか.... それは Index Only Scanではないというところ.
Predicate Informationは、Day 3とほぼおなじ(リレラル値は異なりますが)、2 - access("UNIQUE_ID">=1 AND "UNIQUE_ID"<=2) となっています. WHERE unique_id BETWEEN 1 AND 2 のようなWHERE句が浮かびますよね?
残るOperationは、Id=1のTABLE ACCESS BY INDEX ROWID BATCHEDです. その他の句を思い浮かべるようなOperationはりません. WHERE句以外で、索引に含まれていない列がどこかに含まれているということに気づけば答えは簡単.
SELECTリストで TAB3_PK索引に含まれていない列が参照されているということになります. 次のようなSQL文をイメージできたら正解だと思います.
SELECTリストは * にしてあるのは、SQL*Plusのautotraceでは、それらを特定するまでの情報はリストされないため、SELECTリストを * にしています. 索引に含まれている列以外を参照させればよいので.
select * from tab3 where unique_id between 1 and 2;
ちなみに、TABLE ACCESS BY INDEX ROWID BATCHEDというOperationは、Oracle Database 12cR1 から見られるようになったOperationです.
それまでは、TABLE ACCESS BY INDEX ROWID というOperationだけで、裏では、db file parallel read だったり、db file sequential readだったりしてたのが、実行計画からも判断できるようになって、おお〜っ. と感じたことを思い出した ;)
TABLE ACCESS BY INDEX ROWID BATCHED (Oracle Database 12c R1) ってなに! #3
さて、本題、Day 5の実行計画というレントゲン写真はこれ!
INDEX RANGE SCANN + TABLE ACCESS BY INDEX ROWID BATCHED
Day 4 の実行計画に似てる、でもちょっと違う!
この実行計画という名のレントゲン写真から、どのようなSQL文をイメージしますか? また、どのような特徴をもっていると思いますか?
本気で余裕のない師走w なんだこりゃw というアトモスフィアになってきましたが、皆様、そんな時こそ、体調管理しっかりしましょうね。(自分への注意喚起も込めてw)
Day 6 へつづく
previously on Mac De Oracle
・実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺)Advent Calendar 2019 - Day 1 / TABLE FULL SCAN
・実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺)Advent Calendar 2019 - Day 2 / INDEX UNIQUE SCAN
・実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺)Advent Calendar 2019 - Day 3 / INDEX RANGE SCAN, Index Only Scan
・実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺)Advent Calendar 2019 - Day 4 / INDEX RANGE SCAN
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