実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺)Advent Calendar 2019 Day 4 Tweet
実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺)Advent Calendar 2019 Day 4のエントリーです.
どのようなSQL文かイメージできたでしょうか? その特徴は?
これ私がなんどもネタにしてきた、大好きな、Index Only Scan (Index Only Access という呼び方もあります)でっす:)
Id=1で、INDEX RANGE SCAN となっているので、TAB3_PK索引の特定の範囲、範囲は、Predicate Informationでリストされている 1 - access("UNIQUE_ID">=1 AND "UNIQUE_ID"<=10) なので、 TAB3_PK 索引を UNIQUE_IDが1〜10の範囲で検索していることがわかります.
また、この実行計画のポイントは、Day 2に見られたような、索引から得られる行の位置情報であるROWIDを利用した表へのアクセスがないところ.
これの意味するとこは、索引はアクセスするが、表はアクセスしないということを意味しています. つまり、索引だけをアクセスしています.
1 - access("UNIQUE_ID">=1 AND "UNIQUE_ID"<=10) といく述語があるので、WHERE句はあるはずですが、SELECTリストでは、索引列のみが参照されている! = Index Only Scanということになります.
以下のようなSQL文を想像できていれば正解です. :)
select unique_id from tab3 where unique_id between 1 and 10;
Index Only Scanは表へのアクセスを省略できるのがメリットですが、複数のIndex Only Scanを狙いすぎため結果索引が多くなり、アンチパターンで有名なインデックスショットガンにならないような注意を必要とする点はみなさんご存知なのではないかと思います.
更新系処理の性能要件を満たせている限りガチで使った案件もなくはないですが、それはそれで索引のメンテナンスなども大変になることもあり、用法・用量には注意してくださいね. ;)
ということで、Day 4の実行計画というレントゲン写真はこれ!
INDEX RANGE SCAN
あれ? INDEX RANGE SCANって Day 3 と同じ? と思ったあなた! よーく見てください〜. 違うんですよ〜っ!
Day 3との違いに気づければ、該当するSQL文をイメージするのは簡単なのではないかと思います.
この実行計画というなのレントゲン写真から、どのようなSQL文をイメージしますか? また、どのような特徴をもっていると思いますか?
本気で余裕のない師走w なんだこりゃw というアトモスフィアになってきました、体調管理しっかりしないと...
Day 5 へつづく
previously on Mac De Oracle
・実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺)Advent Calendar 2019 - Day 1 / TABLE FULL SCAN
・実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺)Advent Calendar 2019 - Day 2 / INDEX UNIQUE SCAN
・実行計画は、SQL文のレントゲン写真だ! Oracle Database編 (全部俺)Advent Calendar 2019 - Day 3 / INDEX RANGE SCAN, Index Only Scan
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