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2013年7月13日 (土) / Author : Hiroshi Sekiguchi.

Oracle Database 12c R1 : コンテナデータベースとプラガブルデータベースを歩きやすくしてみる

世界を見渡せば、かなりの方がOracle Database 12cのインストール手順を公開し始めているのでインストール後の話を書いておきますね。

インストール時にPluggable Databaseも同時に作成してもtnsnames.oraにはContainer Databaseへの接続定義しか無かったんです。(私のインストール手順に問題がなければ..なんですが)
無くてもEasy connectを使えば接続できるので問題はないんですが...

ただ、Easy connectで毎回タイプするのも面倒(少々長いし)なので、tnsnames.oraにPluggable Database接続用定義を作成しておきましょう。

定義内容はいままでと変わらず。 SERVICE_NAMEの箇所を接続先のPluggable Database名にするだけ。
(Pluggable Database名と書いたが、マニュアル読みきれてないので表現は間違っているかもしれません。間違っていたら後で修正します)

[oracle@emperortetra]$ cat $ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.ora
# tnsnames.ora Network Configuration File: /opt/u01/product/12.1.0/dbhome_1/network/admin/tnsnames.ora
# Generated by Oracle configuration tools.

# for Container Database : orcl12c
ORCL12C =
(DESCRIPTION =
(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = emperortetra)(PORT = 1521))
(CONNECT_DATA =
(SERVER = DEDICATED)
(SERVICE_NAME = orcl12c)
)
)

# for Pluggable Database : pdborcl
PDBORCL =
(DESCRIPTION =
(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = emperortetra)(PORT = 1521))
(CONNECT_DATA =
(SERVER = DEDICATED)
(SERVICE_NAME = pdborcl)
)
)

本題である、歩きやすくするための設定がこれ。

複数のPluggable DatabaseとContainer Database間を旅することも多くなりそうですから、今、自分はどこにいるのか把握しやすくしておいたほうが吉かと。

12c以前から定番で設定している内容ではあるのですが。赤字部分がポイント

目立たないけど、地味に大切なのが、 set tab off だと思っているのは私だけだろうか!w 
(ここのところ、set tab offじゃない人のコピペしてきた、位置ズレまくりの実行計画見せられててイライラしている影響もある :)


それ以外の設定も、設定してるだけで、「むむむ、この方できるかも!」 と、
思わせる(思わせるだけですからね!w つかみはOK的な感じなので、あとはあなた次第)設定内容なので大切と言えば大切。
(login.sqlでもOK)

[oracle@emperortetra]$ cat $ORACLE_HOME/sqlplus/admin/glogin.sql
--
-- Copyright (c) 1988, 2005, Oracle. All Rights Reserved.
--
-- NAME
-- glogin.sql
--
-- DESCRIPTION
-- SQL*Plus global login "site profile" file
--
-- Add any SQL*Plus commands here that are to be executed when a
-- user starts SQL*Plus, or uses the SQL*Plus CONNECT command.
--
-- USAGE
-- This script is automatically run
--
set linesize 180
set pagesize 10000
set timi on
set time on
define _EDITOR=vi
col table_name for a30
col column_name for a30
col segment_name for a30
col tablespace_name for a30
col index_name for a30
col partition_name for a30
col sub_partition_name for a30
set sqlp "_USER'@'_CONNECT_IDENTIFIER> "
set tab off
[oracle@emperortetra]$


リスナーを起動してステータスを見てみましょう (u01が/optの下にあるのは内緒w じゃないw
まだ、データベースを起動していないのでこんな感じです。

[oracle@emperortetra]$ lsnrctl status

LSNRCTL for Linux: Version 12.1.0.1.0 - Production on 06-7月 -2013 09:10:04

Copyright (c) 1991, 2013, Oracle. All rights reserved.

(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=IPC)(KEY=EXTPROC1521)))に接続中
リスナーのステータス
------------------------
別名 LISTENER
バージョン TNSLSNR for Linux: Version 12.1.0.1.0 - Production
開始日 06-7月 -2013 09:06:38
稼働時間 0 日 0 時間 3 分 26 秒
トレース・レベル off
セキュリティ ON: Local OS Authentication
SNMP OFF
パラメータ・ファイル /opt/u01/product/12.1.0/dbhome_1/network/admin/listener.ora
ログ・ファイル /opt/u01/diag/tnslsnr/emperortetra/listener/alert/log.xml
リスニング・エンドポイントのサマリー...
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=EXTPROC1521)))
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=emperortetra)(PORT=1521)))
リスナーはサービスをサポートしていません。
コマンドは正常に終了しました。
[oracle@emperortetra]$


Container Databaseの起動(12cより前のOracle Databaseと同じですね)

Container Databaseである orcl12c がSQL*Plusのプロンプトに表示されていますよね!! :)

[oracle@emperortetra]$ sqlplus / as sysdba

SQL*Plus: Release 12.1.0.1.0 Production on 土 7月 6 09:25:22 2013

Copyright (c) 1982, 2013, Oracle. All rights reserved.

アイドル・インスタンスに接続しました。

09:25:22 SYS@orcl12c> startup
ORACLEインスタンスが起動しました。

Total System Global Area 1653518336 bytes
Fixed Size 2289016 bytes
Variable Size 1040188040 bytes
Database Buffers 603979776 bytes
Redo Buffers 7061504 bytes
データベースがマウントされました。
データベースがオープンされました。
09:25:32 SYS@orcl12c>



Pluggable Databaseを起動します!

09:25:34 SYS@orcl12c> alter pluggable database pdborcl open;

プラガブル・データベースが変更されました。

経過: 00:00:00.86


Pluggable DatabaseのSYS、SYSTEMおよび、SCOTTユーザに接続してみます!
09:25:53 SYSTEM@orcl12c> conn sys@pdborcl as sysdba
パスワードを入力してください:
接続されました。
09:26:06 SYS@pdborcl>
09:26:07 SYS@pdborcl>
09:26:07 SYS@pdborcl> conn system@pdborcl
パスワードを入力してください:
接続されました。
09:26:34 SYSTEM@pdborcl>
09:26:34 SYSTEM@pdborcl>
09:26:35 SYSTEM@pdborcl> conn scott@pdborcl
パスワードを入力してください:
接続されました。
09:26:50 SCOTT@pdborcl>
09:26:51 SCOTT@pdborcl>
09:26:51 SCOTT@pdborcl>


SQL*Plusのプロンプトに接続先の情報を表示しておくと便利ですよね。Database間を歩きやすく、迷子になりにくくなりますよ! :)

おまけ
Container Databaseおよび、Pluggable Database起動後のlistenerのステータスは以下の通り。

[oracle@emperortetra]$ lsnrctl status

LSNRCTL for Linux: Version 12.1.0.1.0 - Production on 06-7月 -2013 09:28:09

Copyright (c) 1991, 2013, Oracle. All rights reserved.

(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=IPC)(KEY=EXTPROC1521)))に接続中
リスナーのステータス
------------------------
別名 LISTENER
バージョン TNSLSNR for Linux: Version 12.1.0.1.0 - Production
開始日 06-7月 -2013 09:06:38
稼働時間 0 日 0 時間 21 分 31 秒
トレース・レベル off
セキュリティ ON: Local OS Authentication
SNMP OFF
パラメータ・ファイル /opt/u01/product/12.1.0/dbhome_1/network/admin/listener.ora
ログ・ファイル /opt/u01/diag/tnslsnr/emperortetra/listener/alert/log.xml
リスニング・エンドポイントのサマリー...
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=EXTPROC1521)))
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=emperortetra)(PORT=1521)))
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcps)(HOST=emperortetra)(PORT=5500))(Security=(my_wallet_directory=/opt/u01/admin/orcl12c/xdb_wallet))(Presentation=HTTP)(Session=RAW))
サービスのサマリー...
サービス"orcl12c"には、1件のインスタンスがあります。
インスタンス"orcl12c"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります...
サービス"orcl12cXDB"には、1件のインスタンスがあります。
インスタンス"orcl12c"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります...
サービス"pdborcl"には、1件のインスタンスがあります。
インスタンス"orcl12c"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります...
コマンドは正常に終了しました。
[oracle@emperortetra]$

Enjoy Oracle Database 12c R1 :)


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