VirtualBox de Oracle11g R2 RAC #5 Tweet
VirtualBox de Oracle11g R2 RACのつづきです。
Openfiler2.3のインストールとiSCSIボリュームの構成なのですが、VMでもリアルなマシンへのインストールとの違いは無いので詳しくは書きません。以前の記事を参考にしてくださいね。(ネットワーク関連は前回の記事もあわせてご覧ください)
なお、今回Openfier2.3 (x86)向けに作成したVM (x86 red hat linux)は、CPU*2/RAM:2GB/DISK:100GBとしてあります。
Openfiler2.3 (x86)インストール時のパーティションは/bootに100MB、/に4GB、swapにメモリサイズの倍で4GBを配分し、残りの91.9GBを未割当としました。
未割当とした91.9GBをiSCSIボリュームで利用することになります。(この未割当分が大切。この時点ではパーティションに割り当てないで残しておいてね)
この時点では/etc/hostsファイルだけで、DNSは利用していません。
Openfiler2.3によるiSCSIボリュームの構成はこちらを参考に…
Mac de Oracle - 10万円未満 de RAC (11g編)#4 - 4. Openfiler2.3によるiSCSIボリュームの構成
以前と違う点は、Oracle11g R2からVoting diskとOCRがASM管理可能となったので全ボリュームをASM管理で行うことにしました。
という1点だけ。(iSCSIボリュームで利用する残り91.9GBをどのような割合で論理ボリュームへ配分したかは後述)
(以前まではOracleの共有ディスク・クラスタ・ファイルシステム(ocfs2)をインストールしていましたが今回は利用しません。Oracle11g R2でもVoting diskとOCRの共有ディスク・クラスタ・ファイルシステム管理は可能なようですが…)
- ハードウェア構成(VMなのでVMの構成も含めて)、ソフトウェア構成など
- Linux (CentOS 5.5 x86_64)のインストール
- Openfiler2.3 x86のインストール
- Openfiler2.3 x86によるiSCSIボリュームの構成
- Oracle RACノードでのiSCSIボリュームの構成
- Oracle所有者と関連ディレクトリの作成及び環境変数の設定
- Oracle向けLinuxサーバーの構成(カーネルパラメータの設定)
- Oracle RACノード間リモートアクセスの構成とntpの構成
(sshの構成は念のために行った、多分、実施しなくても大丈夫だと思うけど…ついでなので、ちょいと意地悪な実験をしてみた) - ローカルネームサーバの構成
- Oracle RACノード構成ファイルの確認
- Oracle Automatic Storage Management(ASMLib 2.0.5 x84_64)のインストール及び構成
- Oracle11g R2 11.2.0.1.0 RACインストール事前作業
- Oracle11g R2 11.2.0.1.0 Grid Infrastractureのインストール
- Oracle11g R2 11.2.0.1.0 Database softwareのインストール
- Oracle11g R2 11.2.0.1.0 examplesのインストール
- Oracle Cluster databaseの作成
- Net Serviceの確認
- Oralce Grid InsfastructureとDatabase構成の確認
- Clusterの開始と停止の確認
- 簡単なTransparent Application Failover (TAF)の確認
以前の記事参照ください…ばかりだと、今回書く事がなくなってしまうのでiSCSIのボリューム構成で今回変えたところを書いておきますね。
(今回はすべてASM管理下に置くので…)
Openfiler2.3(x86)インストール完了後、/etc/hostsに設定した内容は以下の通り。
[root@arowana2 ˜]# cat /etc/hosts
# Do not remove the following line, or various programs
# that require network functionality will fail.
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
192.168.1.92 arowana2.macdeoracle.jp arowana2
192.168.1.90 discus164.macdeoracle.jp discus164
192.168.1.91 discus264.macdeoracle.jp discus264
192.168.2.92 arowana2-priv.macdeoracle.jp arowana2-priv
192.168.2.90 discus164-iscsi.macdeoracle.jp discus164-iscsi
192.168.2.91 discus264-iscsi.macdeoracle.jp discus264-iscsi
192.168.1.2 lampeye.macdeoracle.jp lampeye
[root@arowana2 ˜]#
今回作成するiSCSI論理ボリュームおよびターゲット名などは以下の通り。
(Openfilerの構成手順はMac de Oracle - 10万円未満 de RAC (11g編)#4を参照のこと。)
・ネットワークアクセスの構成
・Partitionの作成および、Volume groupの作成
・論理ボリュームの割当
・iSCSI Target Qualified Name(IQN)の設定
CRS向け - iqn.2006-01.com.openfiler:crs1 および crs2
Oracle Data file向け - iqn.2006-01.com.openfiler:asm1 および asm2
Oracle Fast Recovery Area向け - iqn.2006-01.com.openfiler:asm3 および asm4
asm1〜4より、data1/2とか fra1/2にしたほうがわかりやすかったですね〜…後から反省。
・Network ACLの設定
・LUNマッピング
マッピング内容は以下の通り。
ここまでくればiSCSIの準備は終了!
次回へつづく。
これまでのあらすじ
・Mac de Oracle - 10万円未満 de RAC (11g編)#28
・VirtualBox de RAC (Oracle11g R1編) #1
・VirtualBox de RAC (Oracle11g R1編) #2
・VirtualBox de Oracle11g R2 RAC #1
・VirtualBox de Oracle11g R2 RAC #2 - 事前調査など…
・VirtualBox de Oracle11g R2 RAC #3
・VirtualBox de Oracle11g R2 RAC #4
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