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2007年8月18日 (土) / Author : Hiroshi Sekiguchi.

PL/SQL de Conditional Compile #4

PL/SQLの条件付きコンパイルのつづきです。

今回は、エラーディレクティブ($ERROR)を利用して、ちょっとした物忘れ対策を!

どのような物忘れ対策かというと、コード中に書かなければならないロジックがあるが、今は書かずに後で追加しようとコメントでメモを残しておいた。
だが〜〜、うっかりミスで、コーディングしないまま、結合テストに〜〜〜〜〜!。あ〜〜〜、大変だ〜!!!! 

なんてことを、防止できるかも・・・・・・・・。しれないという使い方!。

たとえば、以下のように、後でコードを追加しようとストアドファンクションをロジックなして仮に作成しておいたとする。
後でロジックを追加するというこを、すっかり忘れてしまっていると、テスト段階になって、あれ? 結果が帰ってこない!!! ソースを見ると。
あ〜〜〜〜、忘れてた〜〜〜 (^^;;;;;;;

なんてことに・・・・ コンパイルが通ってしまうので、実行してみないと気付かない。。なんてことになっちゃいます。

SCOTT> l
1 create or replace
2 FUNCTION CONDITIONAL_COMP_SAMPLE2
3 RETURN TIMESTAMP
4 IS
5 vNow TIMESTAMP;
6 BEGIN
7 -- TODO - 結合テストまでに、ここにロジック書かなきゃ!
8 RETURN vNow;
9* END CONDITIONAL_COMP_SAMPLE2;
10 /

ファンクションが作成されました。

SCOTT> set null 'NULL!'
SCOTT> select conditional_comp_sample2 from dual;

CONDITIONAL_COMP_SAMPLE2
---------------------------------------------------------------------------
NULL!

SCOTT>

しかし、$ERRORディレクティブを利用して、コンパイルエラーになるようにしておけば。。。。
さらに、エラーメッセージには、やることを思い出させてくれるようなコメントを設定しておけば、これまた、物忘れの激しい方でもなんとかなるかもしれません。

SCOTT> l
1 CREATE OR REPLACE
2 FUNCTION CONDITIONAL_COMP_SAMPLE2
3 RETURN TIMESTAMP
4 IS
5 vNow TIMESTAMP;
6 BEGIN
7
8 -- TODO - 結合テストまでに、ここにロジック書かなきゃ!
9 $ERROR
10 '結合テストまでに、ここにロジック書かなきゃ!'
11 $END
12
13
14 RETURN vNow;
15
16* END CONDITIONAL_COMP_SAMPLE2;
SCOTT> /

警告: ファンクションが変更されましたが、コンパイル・エラーがあります。

SCOTT> show errors
FUNCTION CONDITIONAL_COMP_SAMPLE2のエラーです。

LINE/COL ERROR
-------- -----------------------------------------------------------------
7/3 PLS-00179: $ERROR: 結合テストまでに、ここにロジック書かなきゃ!
SCOTT>

応用編としては、上記のように、単純に、コンパイルエラーにはせず、前々回のエントリで利用したPLSQL_DEBUG初期化パラメータ等と組み合わせ、デバッグ時はコンパイル正常に行わせるという使い方も考えられます。


参考
http://www.oracle.com/technology/oramag/oracle/06-jul/o46plsql.html
http://download.oracle.com/docs/cd/B19306_01/appdev.102/b14261/fundamentals.htm#BEIJFDHG

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