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2007年1月26日 (金) / Author : Hiroshi Sekiguchi.

Mac De Oracle - 10万円 de RAC #14

Oracle RACノードでのiSCSIボリュームの構成のつづき。

  1. ハードウェアの価格構成
  2. Linux (CentOS 4.4)のインストール
  3. ネットワークの構成
  4. Openfilerのインストール
  5. OpenfilerによるiSCSIボリュームの構成
  6. Oracle RACノードでのiSCSIボリュームの構成 その1。 その2
  7. Oracle所有者と関連ディレクトリの作成及び環境変数の設定
  8. Oracle向けLinuxサーバーの構成(カーネルパラメータの設定)
  9. hangcheck-timerカーネル・モジュールの構成
  10. Oracle RACノード間リモートアクセスの構成
  11. Oracle RACノード構成ファイルの確認
  12. Oracle Cluster File System (OCFS2)のインストール及び構成
  13. Oracle Automatic Storage Management(ASMLib 2.0)のインストール及び構成
  14. Oracle 10gソフトウェアのダウンロード)
  15. Oracle10g R2インストール事前作業
  16. Oracle10g Clusterwareのインストール
  17. Oracle10g R2 Database softwareのインストール
  18. Oracle10g R2 Companion CD softwareのインストール
  19. TNS Listenerの構成
  20. Oracle Cluster databaseの作成
  21. Oracle Net Serviceの確認
  22. 表領域の作成と変更
  23. Oralce RAC ClusterとDatabase構成の確認
  24. Clusterの開始と停止の確認
  25. 簡単なTransparent Application Failover (TAF)の確認
  26. PowerBook G4のJDeveloper10g/SQL Developer/SQL*Plusなどからの接続確認(Mac De Oracleではお約束!なので)
注)
MacOSX 10.4.8(PowerPC)へのOracle10g clientインストールは特に新しいネタでもないので記事として書く予定はないが、MacOSX 10.4.8(PowerPC)のJDeveloper10g、SQL DeveloperやSQL*Plusからの接続確認等の記録は載せる予定である。



前回に引き続き、Oracle RACを構成するノードでのiSCSIボリュームの構成作業の後半部分。
作業内容は、OTN USのエントリー 10. Configure iSCSI Volumes on Oracle RAC Nodesに同じ。

また、各操作は、Apple PowerBook G4のTerminalから sshを利用し、Oracle RACを構成する各ノードに接続して行っている。

尚、Terminalの文字セットエンコーディングは、UTF-8にしておく。特別、日本語に戻す必要はないのだが、折角なので環境変数LANGは ja_JP.UTF-8に戻して行った。

[root@discus1 ˜]# echo $LANG
ja_JP.UTF-8
[root@discus1 ˜]#




● fdiskでSCSIデバイスにパーティションを作成する。
パーティションの作成は、Oracle RACを構成する1つのノードで実行するだけでよい。下記例では、discus1から実行している。

※1デバイス毎に1パーティションを作成し、全シリンダを割り当てた。

[root@discus1 ˜]# fdisk /dev/sda
デバイスは正常な DOS 領域テーブルも、Sun, SGI や OSF ディスクラベルも
含んでいません
新たに DOS ディスクラベルを作成します。あなたが書き込みを決定するまで、変更は
メモリ内だけに残します。その後はもちろん以前の内容は修復不可能になります。

このディスクのシリンダ数は 22016 に設定されています。
間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合
に問題を生じうる事を確認しましょう:
1) ブート時に実行するソフトウェア (例. バージョンが古い LILO)
2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト
(例. DOS FDISK, OS/2 FDISK)
警告: 領域テーブル 4 の不正なフラグ 0x0000 は w(書き込み)によって
正常になります

コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/sda: 23.0 GB, 23085449216 bytes
64 heads, 32 sectors/track, 22016 cylinders
Units = シリンダ数 of 2048 * 512 = 1048576 bytes

デバイス Boot Start End Blocks Id System

コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
e 拡張
p 基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 1
最初 シリンダ (1-22016, default 1): 1
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-22016, default 22016): 22016

コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/sda: 23.0 GB, 23085449216 bytes
64 heads, 32 sectors/track, 22016 cylinders
Units = シリンダ数 of 2048 * 512 = 1048576 bytes

デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sda1 1 22016 22544368 83 Linux

コマンド (m でヘルプ): w
領域テーブルは交換されました!

ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読込みします。
ディスクを同期させます。
[root@discus1 ˜]#


.../dev/sdb、/dev/sdc、/dev/sddも同様、中略...


[root@discus1 ˜]# fdisk /dev/sde
デバイスは正常な DOS 領域テーブルも、Sun, SGI や OSF ディスクラベルも
含んでいません
新たに DOS ディスクラベルを作成します。あなたが書き込みを決定するまで、変更は
メモリ内だけに残します。その後はもちろん以前の内容は修復不可能になります。
警告: 領域テーブル 4 の不正なフラグ 0x0000 は w(書き込み)によって
正常になります

コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
e 拡張
p 基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 1
最初 シリンダ (1-1009, default 1): 1
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-1009, default 1009): 1009

コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/sde: 2147 MB, 2147483648 bytes
67 heads, 62 sectors/track, 1009 cylinders
Units = シリンダ数 of 4154 * 512 = 2126848 bytes

デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sde1 1 1009 2095662 83 Linux

コマンド (m でヘルプ): w
領域テーブルは交換されました!

ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読込みします。
ディスクを同期させます。
[root@discus1 ˜]#

● 無事パーティションはできたようなので確認する。Oracle RACの全ノードで実行し、内容を確認する。
下記例は、discus1で実行したもの。

[root@discus1 ˜]# 
[root@discus1 ˜]# partprobe
[root@discus1 ˜]#
[root@discus1 ˜]# fdisk -l

Disk /dev/hda: 20.0 GB, 20000000000 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 2431 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/hda1 * 1 13 104391 83 Linux
/dev/hda2 14 2431 19422585 8e Linux LVM

Disk /dev/sda: 23.0 GB, 23085449216 bytes
64 heads, 32 sectors/track, 22016 cylinders
Units = シリンダ数 of 2048 * 512 = 1048576 bytes

デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sda1 1 22016 22544368 83 Linux

Disk /dev/sdb: 23.0 GB, 23085449216 bytes
64 heads, 32 sectors/track, 22016 cylinders
Units = シリンダ数 of 2048 * 512 = 1048576 bytes

デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdb1 1 22016 22544368 83 Linux

Disk /dev/sdc: 23.0 GB, 23085449216 bytes
64 heads, 32 sectors/track, 22016 cylinders
Units = シリンダ数 of 2048 * 512 = 1048576 bytes

デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdc1 1 22016 22544368 83 Linux

Disk /dev/sdd: 23.0 GB, 23085449216 bytes
64 heads, 32 sectors/track, 22016 cylinders
Units = シリンダ数 of 2048 * 512 = 1048576 bytes

デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdd1 1 22016 22544368 83 Linux

Disk /dev/sde: 2147 MB, 2147483648 bytes
67 heads, 62 sectors/track, 1009 cylinders
Units = シリンダ数 of 4154 * 512 = 2126848 bytes

デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sde1 1 1009 2095662 83 Linux
[root@discus1 ˜]#

次回へつづく。

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