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2007年1月28日 (日) / Author : Hiroshi Sekiguchi.

Mac De Oracle - 10万円 de RAC #16

10万円 de RACのつづき。今回は、Oracle向けLinuxサーバーの構成(カーネルパラメータの設定)。

  1. ハードウェアの価格構成
  2. Linux (CentOS 4.4)のインストール
  3. ネットワークの構成
  4. Openfilerのインストール
  5. OpenfilerによるiSCSIボリュームの構成
  6. Oracle RACノードでのiSCSIボリュームの構成 その1。 その2
  7. Oracle所有者と関連ディレクトリの作成及び環境変数の設定
  8. Oracle向けLinuxサーバーの構成(カーネルパラメータの設定)
  9. hangcheck-timerカーネル・モジュールの構成
  10. Oracle RACノード間リモートアクセスの構成
  11. Oracle RACノード構成ファイルの確認
  12. Oracle Cluster File System (OCFS2)のインストール及び構成
  13. Oracle Automatic Storage Management(ASMLib 2.0)のインストール及び構成
  14. Oracle 10gソフトウェアのダウンロード)
  15. Oracle10g R2インストール事前作業
  16. Oracle10g Clusterwareのインストール
  17. Oracle10g R2 Database softwareのインストール
  18. Oracle10g R2 Companion CD softwareのインストール
  19. TNS Listenerの構成
  20. Oracle Cluster databaseの作成
  21. Oracle Net Serviceの確認
  22. 表領域の作成と変更
  23. Oralce RAC ClusterとDatabase構成の確認
  24. Clusterの開始と停止の確認
  25. 簡単なTransparent Application Failover (TAF)の確認
  26. PowerBook G4のJDeveloper10g/SQL Developer/SQL*Plusなどからの接続確認(Mac De Oracleではお約束!なので)
注)
MacOSX 10.4.8(PowerPC)へのOracle10g clientインストールは特に新しいネタでもないので記事として書く予定はないが、MacOSX 10.4.8(PowerPC)のJDeveloper10g、SQL DeveloperやSQL*Plusからの接続確認等の記録は載せる予定である。



さて、今回は、Linuxサーバーにクラスタ構成でOracleをインストールする為に必要な事前準備を行う。
手順も含め、ほぼOTN USの元エントリ、「12. Configure the Linux Servers for Oracle」と同じであり、あまり書くこともないのでメモ程度の内容とした、詳細はOTN USの元ネタを参照されたい。

また、各操作は、Apple PowerBook G4のTerminalから sshを利用し、Oracle RACを構成する各ノードに接続して行っている。

尚、Terminalの文字セットエンコーディングは、UTF-8にしておく。環境変数LANGは、一時的に、en_US.UTF-8に変更してある。

[root@discus1 ˜]# echo $LANG
ja_JP.UTF-8
[root@discus1 ˜]# export LANG=en_US.UTF-8


[root@discus2 ˜]# echo $LANG
ja_JP.UTF-8
[root@discus2 ˜]# export LANG=en_US.UTF-8


● Swapサイズ

Oracle RACを構成する全ノードで確認しておく

Oracle10g R2の最小メモリサイズは、512MB。DELL Optiplex GX260に1GBのメモリを積みたかったのだが、今回入手できたメモリは512MB。メモリサイズはギリギリだが、お遊び用環境なので、この程度でも特に困ることはないと思う。

実メモリが512MBなのだが、念のため、当初の予定どおり、swapは、2GBを割り当てた。(CentOS4.4のインストール時に割当済み。)


● カーネル・パラメータ構成及び、oracleユーザに対するshell limitの設定

※尚、パラメータの詳細は、Oracle Database インストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2)for Linux x86 カーネル・パラメータの構成、oracleユーザに対するシェル制限の設定を参照のこと。
Oracle RACを構成する全ノードで実施する

[root@discus1 ˜]# 
[root@discus1 ˜]# sysctl -w kernel.shmmax=2147483648 >> /etc/sysctl.conf
[root@discus1 ˜]# sysctl -w kernel.sem="250 32000 100 128" >> /etc/sysctl.conf
[root@discus1 ˜]# sysctl -w fs.file-max=65536 >> /etc/sysctl.conf
[root@discus1 ˜]# sysctl -w net.ipv4.ip_local_port_range="1024 65000" >> /etc/sysctl.conf
[root@discus1 ˜]# sysctl -p
net.ipv4.ip_forward = 0
net.ipv4.conf.default.rp_filter = 1
net.ipv4.conf.default.accept_source_route = 0
kernel.sysrq = 0
kernel.core_uses_pid = 1
net.core.rmem_default = 262144
net.core.wmem_default = 262144
net.core.rmem_max = 262144
net.core.wmem_max = 262144
kernel.shmmax = 2147483648
kernel.sem = 250 32000 100 128
fs.file-max = 65536
net.ipv4.ip_local_port_range = 1024 65000
[root@discus1 ˜]#
[root@discus1 ˜]# cat >> /etc/security/limits.conf <<EOF
> oracle soft nproc 2047
> oracle hard nproc 16384
> oracle soft nofile 1024
> oracle hard nofile 65536
> EOF
[root@discus1 ˜]# tail -4 /etc/security/limits.conf
oracle soft nproc 2047
oracle hard nproc 16384
oracle soft nofile 1024
oracle hard nofile 65536
[root@discus1 ˜]# cat >> /etc/pam.d/login <<EOF
> session required /lib/security/pam_limits.so
> EOF
[root@discus1 ˜]# tail -1 /etc/pam.d/login
session required /lib/security/pam_limits.so
[root@discus1 ˜]#
[root@discus1 ˜]# cat >> /etc/profile <<EOF
> if [ ¥$USER = "oracle" ]; then
> if [ ¥$SHELL = "/bin/ksh" ]; then
> ulimit -p 16384
> ulimit -n 65536
> else
> ulimit -u 16384 -n 65536
> fi
> umask 022
> fi
> EOF


● 日付と時間の設定について

クラスタ構成のインストールにでは、OUI(Oracle Universal Install)は、最初にOUIが起動されたノードにソフトウェアをインストールし、次に、残りのリモートノードへ該当ソフトウェアをコピーする。その際、"tar"コマンドを各リモートノードで実行するのだが、リモートノードのシステム日時が、ローカルノードのシステム日時より遅れていると、リモートノードへのインストールが失敗するので注意が必要である。

NTP serverを利用して各ノードの時間の同期するように設定しておけば、まず発生することはないだろうが、もし、NTP serverをせずOracle RAC構成をインストールする際には注意しておきたい。

ただ、今回はあえて、NTP serverは利用せず、手動設定とした。
元ネタにもあるように、インストーラーを起動するノード(discus1)のシステム日時より、約20秒ほど、リモートノード(discus2)のシステム日時を進めておいた。

[oracle@discus1 ˜]$ date
Fri Jan 26 21:47:10 JST 2007

[oracle@discus2 ˜]$ date
Fri Jan 26 21:47:32 JST 2007
[oracle@discus2 ˜]$

次回につづく。



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