Mac De Oracle - 10万円 de RAC #16 Tweet
10万円 de RACのつづき。今回は、Oracle向けLinuxサーバーの構成(カーネルパラメータの設定)。
- ハードウェアの価格と構成
- Linux (CentOS 4.4)のインストール
- ネットワークの構成
- Openfilerのインストール
- OpenfilerによるiSCSIボリュームの構成
- Oracle RACノードでのiSCSIボリュームの構成 その1。 その2。
- Oracle所有者と関連ディレクトリの作成及び環境変数の設定
- Oracle向けLinuxサーバーの構成(カーネルパラメータの設定)
- hangcheck-timerカーネル・モジュールの構成
- Oracle RACノード間リモートアクセスの構成
- Oracle RACノード構成ファイルの確認
- Oracle Cluster File System (OCFS2)のインストール及び構成
- Oracle Automatic Storage Management(ASMLib 2.0)のインストール及び構成
- Oracle 10gソフトウェアのダウンロード)
- Oracle10g R2インストール事前作業
- Oracle10g Clusterwareのインストール
- Oracle10g R2 Database softwareのインストール
- Oracle10g R2 Companion CD softwareのインストール
- TNS Listenerの構成
- Oracle Cluster databaseの作成
- Oracle Net Serviceの確認
- 表領域の作成と変更
- Oralce RAC ClusterとDatabase構成の確認
- Clusterの開始と停止の確認
- 簡単なTransparent Application Failover (TAF)の確認
- PowerBook G4のJDeveloper10g/SQL Developer/SQL*Plusなどからの接続確認(Mac De Oracleではお約束!なので)
MacOSX 10.4.8(PowerPC)へのOracle10g clientインストールは特に新しいネタでもないので記事として書く予定はないが、MacOSX 10.4.8(PowerPC)のJDeveloper10g、SQL DeveloperやSQL*Plusからの接続確認等の記録は載せる予定である。
さて、今回は、Linuxサーバーにクラスタ構成でOracleをインストールする為に必要な事前準備を行う。
手順も含め、ほぼOTN USの元エントリ、「12. Configure the Linux Servers for Oracle」と同じであり、あまり書くこともないのでメモ程度の内容とした、詳細はOTN USの元ネタを参照されたい。
また、各操作は、Apple PowerBook G4のTerminalから sshを利用し、Oracle RACを構成する各ノードに接続して行っている。
尚、Terminalの文字セットエンコーディングは、UTF-8にしておく。環境変数LANGは、一時的に、en_US.UTF-8に変更してある。
[root@discus1 ˜]# echo $LANG
ja_JP.UTF-8
[root@discus1 ˜]# export LANG=en_US.UTF-8
[root@discus2 ˜]# echo $LANG
ja_JP.UTF-8
[root@discus2 ˜]# export LANG=en_US.UTF-8
● Swapサイズ
Oracle RACを構成する全ノードで確認しておくOracle10g R2の最小メモリサイズは、512MB。DELL Optiplex GX260に1GBのメモリを積みたかったのだが、今回入手できたメモリは512MB。メモリサイズはギリギリだが、お遊び用環境なので、この程度でも特に困ることはないと思う。
実メモリが512MBなのだが、念のため、当初の予定どおり、swapは、2GBを割り当てた。(CentOS4.4のインストール時に割当済み。)
● カーネル・パラメータ構成及び、oracleユーザに対するshell limitの設定
※尚、パラメータの詳細は、Oracle Database インストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2)for Linux x86 カーネル・パラメータの構成、oracleユーザに対するシェル制限の設定を参照のこと。
Oracle RACを構成する全ノードで実施する
[root@discus1 ˜]#
[root@discus1 ˜]# sysctl -w kernel.shmmax=2147483648 >> /etc/sysctl.conf
[root@discus1 ˜]# sysctl -w kernel.sem="250 32000 100 128" >> /etc/sysctl.conf
[root@discus1 ˜]# sysctl -w fs.file-max=65536 >> /etc/sysctl.conf
[root@discus1 ˜]# sysctl -w net.ipv4.ip_local_port_range="1024 65000" >> /etc/sysctl.conf
[root@discus1 ˜]# sysctl -p
net.ipv4.ip_forward = 0
net.ipv4.conf.default.rp_filter = 1
net.ipv4.conf.default.accept_source_route = 0
kernel.sysrq = 0
kernel.core_uses_pid = 1
net.core.rmem_default = 262144
net.core.wmem_default = 262144
net.core.rmem_max = 262144
net.core.wmem_max = 262144
kernel.shmmax = 2147483648
kernel.sem = 250 32000 100 128
fs.file-max = 65536
net.ipv4.ip_local_port_range = 1024 65000
[root@discus1 ˜]#
[root@discus1 ˜]# cat >> /etc/security/limits.conf <<EOF
> oracle soft nproc 2047
> oracle hard nproc 16384
> oracle soft nofile 1024
> oracle hard nofile 65536
> EOF
[root@discus1 ˜]# tail -4 /etc/security/limits.conf
oracle soft nproc 2047
oracle hard nproc 16384
oracle soft nofile 1024
oracle hard nofile 65536
[root@discus1 ˜]# cat >> /etc/pam.d/login <<EOF
> session required /lib/security/pam_limits.so
> EOF
[root@discus1 ˜]# tail -1 /etc/pam.d/login
session required /lib/security/pam_limits.so
[root@discus1 ˜]#
[root@discus1 ˜]# cat >> /etc/profile <<EOF
> if [ ¥$USER = "oracle" ]; then
> if [ ¥$SHELL = "/bin/ksh" ]; then
> ulimit -p 16384
> ulimit -n 65536
> else
> ulimit -u 16384 -n 65536
> fi
> umask 022
> fi
> EOF
● 日付と時間の設定について
クラスタ構成のインストールにでは、OUI(Oracle Universal Install)は、最初にOUIが起動されたノードにソフトウェアをインストールし、次に、残りのリモートノードへ該当ソフトウェアをコピーする。その際、"tar"コマンドを各リモートノードで実行するのだが、リモートノードのシステム日時が、ローカルノードのシステム日時より遅れていると、リモートノードへのインストールが失敗するので注意が必要である。NTP serverを利用して各ノードの時間の同期するように設定しておけば、まず発生することはないだろうが、もし、NTP serverをせずOracle RAC構成をインストールする際には注意しておきたい。
ただ、今回はあえて、NTP serverは利用せず、手動設定とした。
元ネタにもあるように、インストーラーを起動するノード(discus1)のシステム日時より、約20秒ほど、リモートノード(discus2)のシステム日時を進めておいた。
[oracle@discus1 ˜]$ date
Fri Jan 26 21:47:10 JST 2007
[oracle@discus2 ˜]$ date
Fri Jan 26 21:47:32 JST 2007
[oracle@discus2 ˜]$
次回につづく。
ラッキー! Blue Note Tokyoの
Peabo Brysonのライブ Jam Session会員は特別割引だったとは、また、安くなった分でカクテル頼みました!
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