Mac De Oracle - 10万円 de RAC #12 Tweet
前回からのつづき、今回は、OpenfilerによるiSCSIボリュームの構成。
- ハードウェアの価格と構成
- Linux (CentOS 4.4)のインストール
- ネットワークの構成
- Openfilerのインストール
- OpenfilerによるiSCSIボリュームの構成
- Oracle RACノードでのiSCSIボリュームの構成
- Oracle所有者と関連ディレクトリの作成及び環境変数の設定
- Oracle向けLinuxサーバーの構成(カーネルパラメータの設定)
- hangcheck-timerカーネル・モジュールの構成
- Oracle RACノード間リモートアクセスの構成
- Oracle RACノード構成ファイルの確認
- Oracle Cluster File System (OCFS2)のインストール及び構成
- Oracle Automatic Storage Management(ASMLib 2.0)のインストール及び構成
- Oracle 10gソフトウェアのダウンロード)
- Oracle10g R2インストール事前作業
- Oracle10g Clusterwareのインストール
- Oracle10g R2 Database softwareのインストール
- Oracle10g R2 Companion CD softwareのインストール
- TNS Listenerの構成
- Oracle Cluster databaseの作成
- Oracle Net Serviceの確認
- 表領域の作成と変更
- Oralce RAC ClusterとDatabase構成の確認
- Clusterの開始と停止の確認
- 簡単なTransparent Application Failover (TAF)の確認
- PowerBook G4のJDeveloper10g/SQL Developer/SQL*Plusなどからの接続確認(Mac De Oracleではお約束!なので)
MacOSX 10.4.8(PowerPC)へのOracle10g clientインストールは特に新しいネタでもないので記事として書く予定はないが、MacOSX 10.4.8(PowerPC)のJDeveloper10g、SQL DeveloperやSQL*Plusからの接続確認等の記録は載せる予定である。
さて、Openfilerのインストールも無事終わり、iSCSIボリュームの構成を行う。iSCSIボリュームに利用できる空き容量は、前回のエントリ通り、約90GBで、それを5つの論理ボリュームに割り振り、それらのボリュームをOracle RACを構成する全ノードからアクセスできるように構成する。
作成するボリューム名などはOTN USの元記事と同じボリューム名にすることにした。また、ブラウザベースの管理画面の操作は、OTN USの元記事 Configure iSCSI Volumes using Openfiler と同なじなのでそちらも参照のこと。。
以下、Apple PowerBook G4から、ブラウザベースの管理画面で、iSCSIの構成を行った画面
Openfilerの パブリックネットワーク用ip addressは、192.168.1.5 と設定としたので、 https://192.168.1.5:446/に Safariからアクセスする。
最初にアクセスすると、次の画面が表示される。 スクロール後、「I have read, and hereby accept, the license terms」ボタンをクリック。
[an error occurred while processing this directive]
● 管理者デフォルトパスワードの変更
ログイン画面で、管理者名(openfiler)とパスワードを入力後、(インストール直後の管理者のパスワードは "password"。)「administer the storage device from here.」リンクをクリックして、管理者のパスワードを変更しておく。
(再生にはQuickTimeが必要です。)
[an error occurred while processing this directive]
● iSCSI targetサービスの有効化。
ステータスを "enabled" 変更後、念のためにプロセスの起動を確認しておく。
[root@arowana ˜]# service iscsi-target status
ietd (pid 1988) is running...
[root@arowana ˜]#
[an error occurred while processing this directive]
● ローカルネットワークの構成
2007/2/19 QuickTImeムービー上のホスト名がPublic Network用のホスト名となっているが、正しくは、private network用のホスト名である、 discus1-priv.macdeoracle.jpなどが正しい。後日修正予定
Oracle RACを構成する全ノード(私の環境では、discus1とdiscus2の両ノード)からiSCSIボリュームにアクセスできるようにする。尚、アクセスを許可するIP addressは、プライベートネットワーク用に設定したIPアドレスを指定する。
(再生にはQuickTimeが必要です。)
[an error occurred while processing this directive]
● 物理ディスクのパーティショニング
この例では、IDEディスクが2本あり、iSCSIに利用できる容量は、/dev/hda に69GB、/dev/hdb に19GBの空きがある。各パーティションのサイズは、69GB、19GB、Modeは "Primary"、Partition Typeは "Physical volume" で作成する。
(再生にはQuickTimeが必要です。)
[an error occurred while processing this directive]
● ボリュームグループの作成
先に作成したパーティションから成るボリュームグループを1つ作成する。
[an error occurred while processing this directive]
● 論理ボリュームの作成
先に作成したボリュームグループに以下のサイズで論理ボリュームを作成する。
iSCSI 論理ボリューム | |||
---|---|---|---|
ボリューム名 | 容量(MB) |
ファイルシステム・タイプ |
備考 |
crs | 2,048 |
iSCSI |
Oracle Clusterware |
asm1 | 22,016 |
iSCSI |
Oracle ASM Volume 1 |
asm2 | 22,016 |
iSCSI |
Oracle ASM Volume 2 |
asm3 | 22,016 |
iSCSI |
Oracle ASM Volume 3 |
asm4 | 22,016 |
iSCSI |
Oracle ASM Volume 4 |
[an error occurred while processing this directive]
● 論理ボリュームへのアクセス権付与
Oracle RACを構成する全ノードへ、作成した論理ボリュームへのアクセスを許可する。
[Volume]->[List of Existing Volumes]->で表示される管理画面のProperties列にある[Edit]リンクをクリックし、作成した論理ボリューム毎に、Oracle RACを構成する全ノードからのアクセスを許可する。
最後に、サービスをリスタート。
[root@arowana &tilde]# service iscsi-target restart
Stopping iSCSI target service: [ OK ]
Starting iSCSI target service: [ OK ]
次回のエントリで解説する作業を終えると、[Status]で、iSCSIの各論理ボリュームのステータスが確認できる。以下では、各論理ボリューム毎、2つのセッションの存在が確認できる。
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