Mac De Oracle - 10万円 de RAC #9 Tweet
前回のつづき。 今回は、CentOS4.4のインストール 。
- ハードウェアの価格と構成
- Linux (CentOS 4.4)のインストール
- ネットワークの構成
- Openfilerのインストール
- OpenfilerによるiSCSIボリュームの構成
- Oracle RACノードでのiSCSIボリュームの構成
- Oracle所有者と関連ディレクトリの作成及び環境変数の設定
- Oracle向けLinuxサーバーの構成(カーネルパラメータの設定)
- hangcheck-timerカーネル・モジュールの構成
- Oracle RACノード間リモートアクセスの構成
- Oracle RACノード構成ファイルの確認
- Oracle Cluster File System (OCFS2)のインストール及び構成
- Oracle Automatic Storage Management(ASMLib 2.0)のインストール及び構成
- Oracle 10gソフトウェアのダウンロード)
- Oracle10g R2インストール事前作業
- Oracle10g Clusterwareのインストール
- Oracle10g R2 Database softwareのインストール
- Oracle10g R2 Companion CD softwareのインストール
- TNS Listenerの構成
- Oracle Cluster databaseの作成
- Oracle Net Serviceの確認
- 表領域の作成と変更
- Oralce RAC ClusterとDatabase構成の確認
- Clusterの開始と停止の確認
- 簡単なTransparent Application Failover (TAF)の確認
- PowerBook G4のJDeveloper10g/SQL Developer/SQL*Plusなどからの接続確認(Mac De Oracleではお約束!なので)
MacOSX 10.4.8(PowerPC)へのOracle10g clientインストールは特に新しいネタでもないので記事として書く予定はないが、MacOSX 10.4.8(PowerPC)のJDeveloper10g、SQL DeveloperやSQL*Plusからの接続確認等の記録は載せる予定である。
今回インストールするLinuxは、CentOS4.4である。ネットを検索すればダウンロードサイトはすぐに見つかる。日本であれば、http://ftp.riken.jp/Linux/centos/4.4/isosなどから入手すればよいだろう。DELL Optiplex GX260にインストールするのは、i386版なので以下の4ファイルをダウンロードして、isoイメージでCD-Rに焼く。
CentOS-4.4-i386-bin1of4.iso
CentOS-4.4-i386-bin2of4.iso
CentOS-4.4-i386-bin3of4.iso
CentOS-4.4-i386-bin4of4.iso
私の場合は、(当然だが)Macintoshでダウンロードした。ダウンロードしたisoイメージファイルからCDを作成した。以前別エントリでもisoフォーマットのCDの作成方法は書いているが、今日は画像付きで!
と簡単に作成できる。
作成したCDを使い、DELL Optiplex GX260へCentOS 4.4をインストールする。といっても、このブログは、MacとOracleがメインなのでLinuxのインストールについて細かく書くつもりはないので、あしからず。(ネットを検索すれば、すぐに見つけることも可能だし、操作は、US OTNの6. Install the Linux Operating Systemとほぼ同じであるのでそちらを参照してもらいたい。)
以下、違う点だけを書いておく。
● Language / Keyboard Selection
言語は、Japanese を選択した。また、キーボードも 日本語を選択した。
● Partitioning
パーティションは、/boot に 100MB、 swapには、メモリ512MBと少ないこともあり、2GB、残りはすべて / に割当てた。今回、/homeは作成していない
尚、DELL Optiplex GX260には、20GBのディスクが1本という構成である。
● Network Configuration及び hostname
NICは、DELL Optiplex GX260のオンボードにギガビット対応NICがあるが、プライベートネットワーク向けにLogitec LAN-GTJ/PCIというギガビット対応NICを追加してあり、eth0をパブリックネットワーク、eth1をプライベートネットワーク向けに構成する。どちらもギガビット対応のNICなのだが、パブリックネットワーク側のHUBはコストを抑えるため100メガビットとなっている。
RACを構成する2ノードとも、DHCPは利用せず、固定IP。また、gateway及び、DNSの ipアドレスは、192.168.1.1 とした。
RACを構成するノード1 (hostname=discus1.macdeoracle.jp) | |||
---|---|---|---|
device | ip address | sub-netmask | 備考 |
eth0 | 192.168.1.3 | 255.255.255.0 | パブリックネットワーク用、100メガビット |
eth1 | 192.168.2.3 | 255.255.255.0 | プライベートネットワーク用、ギガビット |
RACを構成するノード2 (hostname=discus2.macdeoracle.jp) | |||
device | ip address | sub-netmask | 備考 |
eth0 | 192.168.1.4 | 255.255.255.0 | パブリックネットワーク用、100メガビット |
eth1 | 192.168.2.4 | 255.255.255.0 | プライベートネットワーク用、ギガビット |
尚、CentOS4.4をインストールする際、2セットあるキーボードとマウスは2台のOptiplexに繋ぎ、1台しかないモニターはインストールする都度繋ぎ換えた。
以下、MacOSXの Terminalから、各ノードのsshでログインし、プライベートアドレスで pingでテストをしてみたところ。
ということで特に問題もなく、CentOS4.4のインストールは完了した。
次回へつづく。
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