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2005年10月11日 (火) / Author : Hiroshi Sekiguchi.

Mac De HTML DB 10g その1 インストール編

PL/SQL で Python Challengeはやる気がでるまで(すぐ再開したりしてね)お休み。 

前回触れたが Oracle10g R1 以降に付属するHTML DBで遊んでみることにする。このHTML DB、Oracle10g R1が発表された2003年のOracle Worldで初めてHTML DBを見たとき、Oracle9i AS R2 Portalのデータベースポートレットとどう違うのさ! と思っていた。(OW2003会場で担当者に聞いても差が見えなかったので最近まで気にも留めていなかった)。 しかし、これを導入したら楽なのになと思うシステムに最近関わったことや、MacOSX版Oracle10gでも動きそうなので Mac De Oracle としては放っておけなくなったのであった。

Oracle9i AS R2 Portalや、Oracle AS10g R1 Portal(中身はOracle9i AS R3といってもいいくらいなのだが。。)のデータベースポートレットは、Oracle AS Portalが必要なのである。(あたりまえじゃん! と自分へツッコミ。)。 PL/SQLを使って比較的簡単なWeb Applicationをウィザードを利用して作成するためだけに、Oracle9i AS Portalや、OracleAS 10g Portalを導入するのは無駄だと思う。 Portal導入なしにWeb Tool Kitによる作成より簡単(WASやOASの時代より簡単)に、PL/SQLでWeb Applicationを作成したいというシステムでは重宝しそうに思える。(OracleAS 10g R2 Portalはまだ見ていないのでどれだけ進化したか不明だが。。)


前置きはこれくらいにして、早速インストールしてみることにする。

HTML DBは、CD版だとCompanion CDに含まれており、Oracle HTTP Server (ApacheをOracleが拡張したもの)も含まれている。 (DVD版だと1枚にまとめられている。) 今回はUS OTNからダウンロードしたものを利用した。



Oracle Database 10g Companion CD Release 1 (10.1.0.3) for Apple Mac OS X
ship_mac_companioncd.cpio.gz (511,023,225 bytes) (cksum - 1634262664)
Oracle HTML DB v2.0 (56,104,916 bytes) - latest standalone version of HTML DB New (13-Sep-05)

尚、Oracle10g R1に付属するHTML DBは、1.5であるが、先月 2.0がリリースされたので2.0へのアップグレードも行うことにする。

以下の手順で進める。


  1. オラクル所有者でログインする。(このユーザで、Oracle10g R1 for MacOSX Serverをインストール及び構成済みである。)

  2. Oralce NamesOracle Notification Service(マニュアルバグのため修正)、Listener、Oracle10g Databaseインスタンスの順に起動する。

  3. ship_mac_companioncd.cpio.gzと Oracle HTML DB v2.0 の2つをダウンロードする。
    (尚、ダウンロードする際には、Oracle Technology Network Developer License Terms に同意する必要がある。)

  4. ship_mac_companioncd.cpio.gzと htmldb_2.0.zipを解凍する。

  5. 環境変数を設定する。
    マルチバイトキャラクタセットをデータベースキャラクタセットとしている場合には、ORACLE_BASE以外にNLS_LANGも設定する。
  6. Oracle Universal Installer(OUI)によるインストール。
    ship_mac_companioncd.cpio.gzを解凍するとDisk1というディレクトリができる。Disk1にディレクトリを移動して、./runInstaller でOUIを起動する。

  7. インストール終了後の作業。


    1. marvel.confを編集する。

    2. Oracle HTTP Serverを起動する。

    3. 作業領域を作成する。

    4. 開発ユーザを追加する。


  8. Web Tool Kit のPatchを適用する。

  9. HTML DB 2.0にアップグレードする。

  10. アプリケーションを開発する。

次回は、5.以降の作業から続きを書く予定である。

2009/5/12変更
Oracle namesはマニュアルバグであるため、Oracle Notification Serviceへ修正した。

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