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2005年6月 6日 (月) / Author : Hiroshi Sekiguchi.

Panther De Oracle10g その10

前回に引き続き、積み残した未確認事項の確認。


OEM 10g にSafariや、Mozillaでアクセスすると、java exceptionが発生し、stack traceが表示されてしまうということであった。(Panther De Oracle10g その7
実は、これも、前回(Panther De Oracle10g その9)と同様に ”既知の問題” なのである。付属するドキュメント(リリースノート)には、以下の記述がある。



Copy Required Font Files

Before installing the software, copy the font files from the fonts directory on the Oracle Database 10g CD-ROM to the /Library/Java/Home/lib/fonts directory on the system where you want to install the software. For RAC installations, copy the font files to the /Library/Java/Home/lib/fonts directory on each node of the cluster.

If you do not do this, runtime exceptions may occur when you access Oracle Enterprise Manager, iSQL*Plus, or iSearch through a browser that uses a multibyte character set, for example Japanese.

ということで、OEM 10g だけではなく、iSQL*Plusや、iSearch などのWebアプリケーションをマルチバイト環境(例えば日本語)で利用する場合、前述のフォントをコピーしてやらないと、runtime exceptionが発生するというものである。まさしくこの現象である。

(記事中に、Macromedia Flashの部分があるが、MacOS X上で動作する、Safari、Mozilla、FireFox、IEでは閲覧可能であることは確認した。Windows上でもMozillaでは閲覧可能を確認したが、IEでは表示できないようである、Windowsで閲覧する方は、FireFoxや、Mozillaをおすすめします。m(_ _)m。なお、Flash上にフローティングのコントローラがあるが、Flash上であれば自由に移動可能。

では、早速、確認してみよう。

1.フォントのコピー


リリースノートの記述に従い、インストールディスク(Panther De Oracle10g その7では、ダウンロードしたアーカイブを展開したので、/Volumes/Repository/temp/Disk1/fontsにあるフォントをコピーする)よりフォントを /Library/Java/Home/lib/fonts 以下にコピーする。(念のために /Library/Java/Home/lib/fonts はバックアップしておくことをお奨めする)コピー後の状態は以下、

fonts


2.OEM 10g の動作確認



1)oem 10g の起動


起動、停止などは、 emctl コマンドで行う。


cube: oracle$ emctl start dbconsole
Oracle Enterprise Manager 10g Database Control Release 10.1.0.3.0
Copyright (c) 1996, 2004 Oracle Corporation. All rights reserved.
http://cube.discus.jp:5500/em/console/aboutApplication
Starting Oracle Enterprise Manager 10g Database Control ........... started.
------------------------------------------------------------------
Logs are generated in directory
/Volumes/ExtraDisk2/u01/app/oracle/product/10.1.0/panther/cube.discus.jp_panther/sysman/log

2)Safariでアクセス


oem 10g のURLは、インストール完了時にOUIに表示されるのでが、 emctl コマンドで起動する際にも表示されているので、その URL にブラウザでアクセスする。今回は、MacOS X 標準ブラウザである Safari を利用した。









Yahoo! でました、でました、oem 10g の画面が。。。簡単な操作だけ試してみましたがいまのところ問題はでていない。

3)oem 10g の停止


cube: oracle$ emctl stop dbconsole
Oracle Enterprise Manager 10g Database Control Release 10.1.0.3.0
Copyright (c) 1996, 2004 Oracle Corporation. All rights reserved.
http://cube.discus.jp:5500/em/console/aboutApplication
Stopping Oracle Enterprise Manager 10g Database Control ...
... Stopped.
cube: oracle$


3.iSQL*Plus の動作確認



Oracle9iのころから iSQL*Plus の使い勝手が向上して、Oracle Clientの SQL*Plus とほぼ同等の操作が行えるようになり、Oracle Clientをインストールさせずに、iSQL*Plusを利用してもらう場面も多くなってきました。MacOS Xでも利用できるのなら使えればいいのだが・・・・どうなりますか・・。

1) iSQL*Plus の起動


起動、停止には、isqlplusctl コマンドを利用する。


cube: oracle$ isqlplusctl start
iSQL*Plus 10.1.0.3.0
Copyright (c) 2004 Oracle. All rights reserved.
Starting iSQL*Plus ...
iSQL*Plus started.

2) iSQL*Plus の動作確認


これまた、問題なく画面が表示されました!。









iSQL*Plusも簡単な操作をしてみたが、今のところ問題はでていない。

3) iSQL*Plus の停止


cube: oracle$ isqlplusctl stop
iSQL*Plus 10.1.0.3.0
Copyright (c) 2004 Oracle. All rights reserved.

Stopping iSQL*Plus ...
iSQL*Plus stopped.
cube: oracle$


積み残していた問題も解決!。 次回は、自動起動、停止の設定でもやりますか。。。。

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