« Panther De Oracle10g その3 | トップページ | panther De Oracle10g その5 »

2005年5月29日 (日) / Author : Hiroshi Sekiguchi.

Panther De Oracle10g その4

これもUnix系プラットフォームでは、おなじみ、Oracle所有者用アカウントの作成です。MacOSXでも同じようなものですが、フラットファイルを利用せず、NetInfoManagerを利用しているところがことなります。が、/etc/group や /etc/passwd を利用した場合と大きな違いはありません。 

2−5)グループ及び、Oracle所有者の作成

2−5−1)oinstall及び、dbaグループの作成


オラクルのインストールでお約束である、グループの作成です。 /etc/groups を利用することもできますが、ここでも、NetInfoManager を利用します。

oinstall 及び、 dba グループが存在しないこと確認しておきます。(ここでは、 oinstall 及び、dba グループの gid をそれぞれ、100、101に設定するため、100と101が gid として利用されていないことも合わせて確認おきます。)

sh-2.05b# nireport . /groups name gid | grep -E oinstall\|dba
sh-2.05b# nireport . /groups gid | grep -E 100\|101
sh-2.05b#


  • oinstall グループ及び、dba グループを niclコマンドで作成、追加します。

  • sh-2.05b# nicl . -create /groups/oinstall passwd "*"
    sh-2.05b# nicl . -append /groups/oinstall gid 100
    sh-2.05b# nicl . -create /groups/dba passwd "*"
    sh-2.05b# nicl . -append /groups/dba gid 101
    sh-2.05b# nicl . -append /groups/oinstall users oracle
    sh-2.05b# nicl . -append /groups/dba users oracle
    sh-2.05b#

  • グループはうまくできているようですね。

  • sh-2.05b# nireport . /groups name gid passwd users | grep -E oinstall\|dba
    oinstall 100 * oracle
    dba 101 * oracle
    sh-2.05b#
    sh-2.05b#


    NetInfoManagerではこのようになります。
    netinfo_group_panther   netinfo_user_panther



    2−5−2)Oracle所有者の作成


    /etc/passwd は使用しません、NetInfoManager を利用します。
    oracle というユーザを uid 502 で作成するので、既存ユーザとぶつからないかチェック。

    sh-2.05b# nireport . /users name uid | grep -E oracle\|502
    sh-2.05b#

    /Users 以下に oracle というディレクトリを下記条件、手順で作成。
    なお、dittoコマンドでは、NetInfoではできないユーザディレクトリの各国語対応のテンプレートをコピーします。
    これを忘れても、ログインはできますし、オラクルのインストール及び利用は可能ですが、一部のGUIアプリケーションでは、起動できなかったり、文字化けなどを起こすアプリケーションがありますのでご注意ください。
  • niclコマンドで oracleユーザを作成します。

  • gid:100 (oinstallグループ)

  • uid:502

  • shell:/bin/bash

  • ホームディレクトリ:/Users/oracle

  • realname:"Oracle Owner"

  • /Users/oracle のオーナーとグループを oracle、oinstallに変更。

  • 最後に、oracle所有者のパスワードを設定して終了!

  • sh-2.05b# mkdir /Users/oracle
    sh-2.05b# ditto /System/Library/User\ template/Japanese.lproj /Users/oracle
    sh-2.05b# nicl . -create /users/oracle
    sh-2.05b# nicl . -append /users/oracle gid 100
    sh-2.05b# nicl . -append /users/oracle uid 502
    sh-2.05b# nicl . -append /users/oracle shell /bin/bash
    sh-2.05b# nicl . -append /users/oracle home /Users/oracle
    sh-2.05b# nicl . -append /users/oracle realname "Oracle Owner"
    sh-2.05b# chown oracle:oinstall /Users/oracle
    sh-2.05b# passwd oracle
    Changing password for oracle.
    New password:
    Retype new password:
    sh-2.05b#

  • 作成内容の確認!

  • sh-2.05b# nireport . /users name gid uid shell home realname | grep oracle
    oracle 100 502 /bin/bash /Users/oracle Oracle Owner
    sh-2.05b#


    NetInfoManagerでのこのようになります。
    netinfo_oracle_user_panther


  • oracle所有者にログインできるか確認。コマンドで確認するなら、

  • [cube:] discus% su - oracle
    Password:
    cube: oracle$


    Fast User Switchなどで確認してもよいですね!。
    oracle_user_login_panther



    rootユーザでの作業はまだあります。次は、ディレクトリの作成・・・

    | |

    トラックバック


    この記事へのトラックバック一覧です: Panther De Oracle10g その4:

    コメント

    コメントを書く