Panther De Oracle10g その4 Tweet
これもUnix系プラットフォームでは、おなじみ、Oracle所有者用アカウントの作成です。MacOSXでも同じようなものですが、フラットファイルを利用せず、NetInfoManagerを利用しているところがことなります。が、/etc/group や /etc/passwd を利用した場合と大きな違いはありません。
2−5)グループ及び、Oracle所有者の作成
2−5−1)oinstall及び、dbaグループの作成
オラクルのインストールでお約束である、グループの作成です。 /etc/groups を利用することもできますが、ここでも、NetInfoManager を利用します。
oinstall 及び、 dba グループが存在しないこと確認しておきます。(ここでは、 oinstall 及び、dba グループの gid をそれぞれ、100、101に設定するため、100と101が gid として利用されていないことも合わせて確認おきます。)
sh-2.05b# nireport . /groups name gid | grep -E oinstall\|dba
sh-2.05b# nireport . /groups gid | grep -E 100\|101
sh-2.05b#
oinstall グループ及び、dba グループを niclコマンドで作成、追加します。
sh-2.05b# nicl . -create /groups/oinstall passwd "*"
sh-2.05b# nicl . -append /groups/oinstall gid 100
sh-2.05b# nicl . -create /groups/dba passwd "*"
sh-2.05b# nicl . -append /groups/dba gid 101
sh-2.05b# nicl . -append /groups/oinstall users oracle
sh-2.05b# nicl . -append /groups/dba users oracle
sh-2.05b#
グループはうまくできているようですね。
sh-2.05b# nireport . /groups name gid passwd users | grep -E oinstall\|dba
oinstall 100 * oracle
dba 101 * oracle
sh-2.05b#
sh-2.05b#
NetInfoManagerではこのようになります。
2−5−2)Oracle所有者の作成
/etc/passwd は使用しません、NetInfoManager を利用します。
oracle というユーザを uid 502 で作成するので、既存ユーザとぶつからないかチェック。
sh-2.05b# nireport . /users name uid | grep -E oracle\|502
sh-2.05b#
/Users 以下に oracle というディレクトリを下記条件、手順で作成。
なお、dittoコマンドでは、NetInfoではできないユーザディレクトリの各国語対応のテンプレートをコピーします。
これを忘れても、ログインはできますし、オラクルのインストール及び利用は可能ですが、一部のGUIアプリケーションでは、起動できなかったり、文字化けなどを起こすアプリケーションがありますのでご注意ください。
niclコマンドで oracleユーザを作成します。
gid:100 (oinstallグループ)
uid:502
shell:/bin/bash
ホームディレクトリ:/Users/oracle
realname:"Oracle Owner"
/Users/oracle のオーナーとグループを oracle、oinstallに変更。
最後に、oracle所有者のパスワードを設定して終了!
sh-2.05b# mkdir /Users/oracle
sh-2.05b# ditto /System/Library/User\ template/Japanese.lproj /Users/oracle
sh-2.05b# nicl . -create /users/oracle
sh-2.05b# nicl . -append /users/oracle gid 100
sh-2.05b# nicl . -append /users/oracle uid 502
sh-2.05b# nicl . -append /users/oracle shell /bin/bash
sh-2.05b# nicl . -append /users/oracle home /Users/oracle
sh-2.05b# nicl . -append /users/oracle realname "Oracle Owner"
sh-2.05b# chown oracle:oinstall /Users/oracle
sh-2.05b# passwd oracle
Changing password for oracle.
New password:
Retype new password:
sh-2.05b#
作成内容の確認!
sh-2.05b# nireport . /users name gid uid shell home realname | grep oracle
oracle 100 502 /bin/bash /Users/oracle Oracle Owner
sh-2.05b#
NetInfoManagerでのこのようになります。
oracle所有者にログインできるか確認。コマンドで確認するなら、
[cube:] discus% su - oracle
Password:
cube: oracle$
Fast User Switchなどで確認してもよいですね!。
rootユーザでの作業はまだあります。次は、ディレクトリの作成・・・
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