Panther De Oracle10g その1 Tweet
1996年にリリースされたPersonal Oracle7 for MacOS以来、9年ぶりに、Macintosh上で動作するOracleデータベース(Oracle10g)が正式にリリースされた。本家OTNでは、昨年末からダウンロード可能になっていたので早々ダウンロードし、MacOS Xにインストールしてみることにした。
(現在は、OTN-Jでもダウンロード可能なので、興味を持った方はチャレンジしてみるのもよいのでは?)
ということで、Mac OS X 10.3 (Panther)へのOracle10gインストールを始めるまえに。。。
なお、ご自身の Macにインストールする際には、ご自身の責任において行ってくださいね!。 |
対応OSおよび最小要件の通り、オラクル社では、Oracle10gは、MacOS X Server版の10.3.6 (Panther)だけを正式サポートしている。今回、私が行うインストールで対象としているのは、Server版ではないので、当然サポート対象外!。
それと、新しくリリースされた、Tiger (10.4)は現時点では、まだサポート対象外なのである。
だから、なにか問題があっても不思議ではない!
ちなみに、前述のオラクル社の最小要件の末尾に、”その他”の注意として、X-Windowが必要とかなんとかの記述があるがMacOS Xでのインストールには、他のUnix系プラットフォームへのOracleのインストールとは異なり、X-Windowは必要ないことを付け加えておく。
#いずれ、修正されることを期待しつつ。(だったら、間違いをオラクルさんに教えてあげろよ〜)
#MacOS XでもX11は移植されているが、別世界なので気にしないように!
なお、Oracle10gのことをもうちょっと知りたいという方や、MacOS XのUnix的な部分を知りたいというかたは、
技術評論社「Oracle Database 10g 運用管理ガイド」ISBN4-7741-2282-3
オライリージャパン「プログラミング Mac OS X for Unix Geeks」 ISBN4-87311-121-8
LOCUS 「Mac OS X v10.3 UNIX的徹底活用講座」 ISBN4-89814-501-9
が、参考になるのではないかと。。。
それと、絶対に読まなければいけないのは、Oracleに付属するドキュメントやリリースノートである。昔、オラクルのリリースノートや、インストールガイドを軽視していたために、リリース時の制限事項(リリース時点での既知の不具合など)に気づかす、徹夜していた友人がいた。翌朝、私がリリースノートに書かれている問題だと知らせるまで、「うまくいかないんだよ〜」と、充血した目で言っていたことを今でも覚えている。(笑いたいけど、笑えない・・・・・)
では、早速、私のMac
(PowerMac G4 Cube 1.2Ghz 832GMB RAMでMacOS X10.3.9 Panther)にOracle10g EE for MacOS X Serverをインストールしてみます。
#ところで、気づいた方もいると思いますが、Cubeは、400Mhzまたは、450Mhzの
#PowerPC G4だったはず!。 ですが、SonnetのCPUカードでアップグレード
#してあるんです。このカードのおかげで、しばらくは、Cubeで遊べそう。
#最近は、1.7Ghzのカードも登場した模様。Cubeは不滅です!(^^)
作業は、
1.Oracle10g for MacOS X Serverのダウンロード
2.rootユーザでの事前準備
3.Oracle所有者での事前準備
4.OUI(Oracle Universal Installer)の起動(インストール)
5.インストール後の作業
という流れで進めます。(さて、順調に進むか?!・・・)
注)
MacOS X Serverにのみ付属する管理ツールでの設定以外は、OTN-USからダウンロードした、Oracle10g EE for MacOS X Server付属のQuick Installation Guideなどの手順を参考にします。また、クラスタ環境ではないのでRACのインストールはしません。
1.Oracle10g for MacOS X Serverのダウンロード
1−1) ダウンロード
OTN-USでダウンロードしたものでも、国際化対応されていますので、ソフトウェア自体では、日本語などのマルチバイト文字にも対応しています。ダウンロードURLは、http://www.oracle.com/technology/software/products/database/oracle10g/index.html
#この記事では、上記サイトからダウンロードしたものを利用しています。
ちなみに、日本のOTNからも同じものがダウンロードできるようになってますね。(知らなかった!)
OTN-J(http://otn.oracle.co.jp/software/products/oracle10g/index.html)
どちらも、ユーザ登録している方がダウンロードできます。(ユーザ登録は無料です)
ダウンロードは、 Safari から行いました。これで特に問題はでていません。コマンド好きな方は、curlコマンドを使いたくなるかもしれませんが、オラクル社のサイトから、curlコマンドでダウンロードしたことはないので curl でダウンロードできるかは不明です。
上記、いづれかのURLからDownload the Complete Filesをダウンロードします。
ship_mac_db.cpio.gz (652,902,028 bytes) (cksum - 2322818882)
1−2) 解凍
以下のように、解凍するべしと手順が記述されているのですが、 Terminal を起動して以下コマンドで解凍してください。
ところで、Terminalってなんだってって方はいないと思いますが、Linux なんかの、 XTerm や、 KTerm ってところです。Windows しか知らない! という方なら、DOSプロンプトのようなものです。
起動は、Finderウィンドウ->サイドバーのアプリケーション->ユーティリティ->ターミナルをダブルクリック。よく利用することになるので、Dockにターミナルをドラッグ&ドロップして登録しておきましょう!Directions
1. Run "gunzip" on all the files. Eg.: gunzip ship_mac_db.cpio.gz
2. Extract the cpio archives with the command "cpio -idmv <"
Eg.: cpio -idmv < ship_mac_db.cpio
3. Installation guides and general Oracle Database
10g documentation can be found here.
1−3) 解凍後
解凍すると、Disk1 というフォルダが現れます。
Disk1/doc にインストレーションガイドなどのドキュメントが入っています。 readmes.html をダブルクリックしオンラインドキュメント内にある Installation Guide 、 Release note、 Quick Installation Guide などで手順や注意点などを確認。(英語です)
と今日はここまで。。。
| 固定リンク | 0
コメント