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2005年5月27日 (金) / Author : Hiroshi Sekiguchi.

Panther De Oracle10g その2

rootユーザでの作業(Oracleインストール時のお約束!)

2. rootユーザでの事前準備


事前に、MacOS X 10.3.9 (panther) と XCode1.1 をインストールしておきます。なお、なお、MacOS X 10.3.9は、Pantherの最新リリースで、XCode1.1も日本語版では最新のものです(英語版では、XCode2.0までリリースされています。)

MacOS Xでは、MacOS X Serverにインストールされている管理用ツールがないのですが、NetInfoManagerを利用するだけでも十分設定が可能なので心配ありません。また、NetInfoManagerは、GUIでも利用できますが、今回は、TerminalからNetInfoManagerコマンドを利用して設定します。また、デフォルトでは、rootユーザはdisableになっていますので、NetInfoManagerでrootユーザをenableにしないと、直接、rootユーザでログインできません



[pb17:] discus% su -
Password:
su: Sorry
[pb17:] discus%


しかし、sudoコマンドでrootになることはできるので、NetInfoManagerでrootユーザをenableにしなくても問題ありません。
Oracle10g EE Release 1(10.1.0.3) for Apple Mac OS X Server Quick Installation Guideでは、


The system must meet the following minimum hardware requirements:
RAM 512MB
Swap 1GB or twice the size of RAM
Disk space in /tmp 400MB
Disk space for Software files 2GB
Disk space for database files 1.2GB

と記載されていますので、これ以上のサイズがあれば問題ありません。
作成するデータベースをカスタマイズしてサイズを大きくするのであればその分は考慮してください。Swapは、MacOS Xではダイナミックページャが管理しており、動的に作成してくれるのでシステムディスクにそれ以上の空きがあれば十分でしょう。



マニュアルに書いてある手順で進めますが、ワークグループマネージャはMacOS X Serverにしか付属していないので、その部分はNetInfoManagerを利用します。また、ローカルで利用するだけならネットワークへの接続は不要なのですが、前述した通り、マニュアルに沿って作業を行うので、ネットワーク(LAN)には接続した状態を前提にしておきます。


2−1)rootユーザに切り替える!


[pb17:] discus%
sudo sh
Password:
sh-2.05b#
sh-2.05b# whoami
root

sh-2.05b# echo $SHELL
/bin/bash

2−2)メモリとディスク空き容量の確認!


  • システムディスク及び、/tmpは、十分空いてます。

  • sh-2.05b# df -h /
    Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on
    /dev/disk0s12 15G 6.0G 8.8G 41% /

    sh-2.05b# df -h /tmp
    Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on
    /dev/disk0s12 15G 6.0G 8.8G 41% /

  • ディスクは内蔵が1本、FireWireの外付けが1本なので、Oracle10gのソフトウェアは、
    外付けのExtraDisk2パーティションへインストールし、データベースは、
    ExtraDiskパーティションに作成することにします。

  • sh-2.05b# df -h /Volumes/ExtraDisk
    Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on
    /dev/disk1s10 57G 3.0G 54G 5% /Volumes/ExtraDisk

    sh-2.05b# df -h /Volumes/ExtraDisk2
    Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on
    /dev/disk1s12 57G 4.4G 53G 8% /Volumes/ExtraDisk2

  • メモリは要件を満たしています。

  • sh-2.05b# /usr/sbin/system_profiler SPHardwareDataType | grep Memory
    Memory: 832 MB

    GUIで操作したい方は、Finderウィンドウ->サイドバーのアプリケーション->
    ユーティリティ->システムプロファイラダブルクリックで確認できます。


    system_profier



    2−3)ソフトウェアのバージョンを確認!


    MacOS X は、10.3.9 Pantherで、Server版ではありません! gccも3.3なので問題なし!
    XCodeは、1.1ですが、付属しているgccが要件を満たしてます。
    sh-2.05b# uname -a
    Darwin discus.local 7.9.0 Darwin Kernel Version 7.9.0: Wed Mar 30 20:11:17 PST 2005;
    root:xnu/xnu-517.12.7.obj ̄1/RELEASE_PPC Power Macintosh powerpc
    sh-2.05b#
    sh-2.05b# sw_vers
    ProductName: Mac OS X
    ProductVersion: 10.3.9
    BuildVersion: 7W98
    sh-2.05b#
    sh-2.05b# gcc -v
    Reading specs from /usr/libexec/gcc/darwin/ppc/3.3/specs
    Thread model: posix
    gcc version 3.3 20030304 (Apple Computer, Inc. build 1640)
    sh-2.05b#
    sh-2.05b# /usr/sbin/system_profiler SPApplicationsDataType | grep Xcode
    Xcode:
    Get Info String: Xcode v1.1
    Location: /Developer/Applications/Xcode.app

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