Panther De Oracle10g その6 Tweet
oracle所有者でのインストール事前準備です。
Oracle6,7,8,8iまで、unix系インストールってそれほど進化してなかったんですが、Oracle9i R1、R2そして、Oracle10gと、インストールは確実に楽になってきているように思います。(今のところ、事前準備に関しては、Windows版ほど簡単だとは感じませんが、Windows環境では、レジストリという手強い相手がいますので、個人的には、unix系のほうが好きです。そういえば、昔のunix系プラットフォームで、インストール失敗原因の一つに、環境変数LANGをunsetし忘れてしまうというのがありました。 いまそんなの気にしなくていいですから、楽になりましたよ、ほんとに。)
3.Oracle所有者での作業
3−1)Oracle所有者でログイン
ログインウィンドウからOracle所有者にログインして、Terminalを起動し、Terminalの文字エンコーディングを設定します。Terminalのメニュー->ウィンドウ設定...->ターミナルインスペクタ->ポップアップメニュー->ディスプレイを選択->文字セットエンコーディングを日本語(MacOS)にします。最後にデフォルトにするボタンをクリック!。
3−2)インストール用環境変数の設定
.bash_profileを作成し、以下のようにTEMP TMPDIR ORACLE_BASE ORACLE_SIDの環境変数を設定。また、umaskの設定もお忘れなく。ORACLE_BASEには、前述、2−6)でORACLE_BASE用に作成したパスを設定。ORACLE_SIDには、今回作成するインスタンス名 tiger を設定。
cube: oracle$ vi .bash_profile
cube: oracle$
cube: oracle$ cat .bash_profile
umask 022
# oracle environment
TEMP=/tmp
TMPDIR=/tmp
ORACLE_BASE=/Volumes/ExtraDisk2/u01/app/oracle
ORACLE_SID=panther
export TEMP TMPDIR ORACLE_BASE ORACLE_SID
cube: oracle$
cube: oracle$ . .bash_profile
cube: oracle$
cube: oracle$
cube: oracle$ echo $ORACLE_BASE
/Volumes/ExtraDisk2/u01/app/oracle
cube: oracle$
cube: oracle$ echo $ORACLE_SID
panther
cube: oracle$
cube: oracle$ echo $TEMP
/tmp
cube: oracle$
cube: oracle$ echo $TMPDIR
/tmp
cube: oracle$
cube: oracle$ umask
0022
cube: oracle$
とインストール前のOracle所有者での設定はここまでです。Oracle9i R2あたりから、インストール時の必須環境変数が随分簡素化されたので
たったこれだけです。では、次はいよいよ、Oracle Universal Installer(OUI)でインストールを行います。(どうなりますか。。。。)
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コメント
==注意==
本文では"ログインウィンドウ”からログインする手順でしか記述していないが、それには理由がある。
原因までは調査できていないが、回避方法は見つかっている。
$ su - oracle
でオラクル所有者になり、 ./runInstallerでOUIを起動すると
ATSFontGetFileSpecification failed: error -5000.
ATSFontGetFileSpecification failed: error -5000.
というフォント関連のエラーが記録される。通常のログイン又は、First User Switchingでオラクル所有者へログインしてからTerminalを起動し、./runInstallerを実行した場合にはエラーは発生しないということに気付いたため本文では、 su は利用していない。
本家OTNでも同様のpostがあるようなので、念のためにMac De Oracleにもコメントを追加しておく。
投稿: discus | 2005年10月26日 (水) 09時07分