« Temp落ち #1 - "Temp落ち" って? | トップページ | Temp落ち #3 - 手動PGA管理で作業領域として指定可能な最大サイズ »

2018年2月18日 (日)

Temp落ち #2 - PGA (Program Global Area)

Previously on Mac De Oracle
”Temp落ち”ってなに? 
という話と、それを確認できるツールをいくつか紹介したところまででした。



余談
このネタを書きながら、"Temp落ち"とは異なる理由で今回ネタにするメモリー領域の事を調べていた事を思い出しました。(懐かしい)

当時、自動PGA管理に関する情報があまりなく、新・ソートに関する検証 その1 ペンネーム グリーンペペを隅から隅まで読み試していました:)。その何年か後に、グリーンペペさんが、だれなのかを知ることに。。業界狭いですw

むか〜し、Windows(32bit)環境のOracleで、」ORA-12518が頻発していたトラブルの原因は今回のネタで取り上げるメモリー領域だった!なんてこともあるので、構造等、知ってて損はないですよ:)


では、今回のお話。

"Hash JoinやSortなどの処理をできる限りメモリー上で行う"という、そのメモリー領域とは???
PGA (Program Global Area)と呼ばれるメモリー領域のSQL Work Areaに確保されます。
また、それらのサイズを制御する初期化パラメータがあります。(後述)
PGAは、おおよそ以下のような構造で、サーバープロセスやバックグランドプロセス毎に確保されます。”ここ大切"
Pga

Pgas_processes2_2

Structure_of_pga




参考)
PGAのメモリーサイズを制御するパラメータは、以下の通り(隠しパラメータもありますが、とりあえずデフォルト前提で:)

以下の4パラメータは、手動PGA管理で利用されるパラメータで、自動PGA管理が主流となった今ではあまり利用されることはありません。(たま〜〜に使いたくなるときはありますが、結局使わなかったり、それは別の機会にでも書くことにします)

HASH_AREA_SIZE
https://docs.oracle.com/cd/E82638_01/REFRN/HASH_AREA_SIZE.htm

SORT_AREA_SIZE
https://docs.oracle.com/cd/E82638_01/REFRN/SORT_AREA_SIZE.htm

BITMAP_MERGE_AREA_SIZE
https://docs.oracle.com/cd/E82638_01/REFRN/BITMAP_MERGE_AREA_SIZE.htm

CREATE_BITMAP_AREA_SIZE
https://docs.oracle.com/cd/E82638_01/REFRN/CREATE_BITMAP_AREA_SIZE.htm

Oracle database 9.2.0以降、自動PGA管理が登場し、上記4パラメータで個別にサイズを管理する必要がなくなりました。
PGA_AGGREGATE_TARGET/PGA_AGGREATE_LIMITの2つのパラメータで自動PGA管理で行う方法に慣れておいた方が良いと思います。

余談
ちなみに、10gR1〜11gR2までは、PGA_AGGREGATE_TARGETパラメータだけだったのですが、その頃、自動PGA管理で割り当てられるサイズを検証していたネタは以下:) pga_aggregate_targetでPGA?、_pga_max_sizeでPGA? Season2 #8 http://discus-hamburg.cocolog-nifty.com/mac_de_oracle/2010/09/pga_aggregate-7.html

ところで、ひさびさに以下マニュアルを読んで見たのですが、何度見てもモヤモヤは消えない感じのままなのがつらいです。もう少しなんとかならんかなー。
と思わなくもないです...w 作業領域の割り当てルールを明記しないのは、何故なんだろうと、ズーーーーっと考えてる。書いてくれてれば楽なのにな〜と。

Oracle® Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド 12cリリース2 (12.2) E72901-03
16 プログラム・グローバル領域のチューニング
https://docs.oracle.com/cd/E82638_01/TGDBA/tuning-program-global-area.htm


Oracle® Databaseリファレンス 12cリリース2 (12.2) E72905-03
PGA_AGGREGATE_LIMIT
https://docs.oracle.com/cd/E82638_01/REFRN/PGA_AGGREGATE_LIMIT.htm

12.2からResource Managerを利用して特定のコンシューマ・グループ内の各セッションに割り当てられるようになったようで、 PGAメモリー使用量に絶対制限を設定し、超過した場合にはORA-10260エラーとさせることができるようになったようですね。(まだ試したことはないのですが)

16.3.2 リソース・マネージャを使用したプログラム・グローバル領域のサイズ設定
https://docs.oracle.com/cd/E82638_01/TGDBA/tuning-program-global-area.htm

PGA_AGGREGATE_TARGET
https://docs.oracle.com/cd/E82638_01/REFRN/PGA_AGGREGATE_TARGET.htm


12cの自動PGA管理について軽く確認した感触だと、12cR2でPDB毎の制御ができるようになった事以外、大きな変化ないんじゃないかと思っているのですが、そういえばちゃんと確認したことないな。。。
次回は、昔試した方法で、12cでもPGA割り当てルールに変化はないのか確認しておきますか。。。18cはどうなるんだろ:)


続く。



Temp落ち #1 - "Temp落ち" って?

|

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Temp落ち #2 - PGA (Program Global Area):

コメント

コメントを書く